井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・エゾノギシギシ2

2018年11月18日 | 日記


エゾノギシギシ、蕾から開花。タデ科ギシギシ属。
茎の上部、葉腋に円錐状の花序をつける。花は輪生状に下向きに咲く。
花弁はなく、萼片が2列につく。外萼片3個、内萼片3個。萼を開いて雄しべ(黄色い葯をもつ)が伸び出して花粉をだす。



エゾノギシギシの花。
雄性先熟のようで、開花直後は黄色い葯の雄しべが伸び出し、やがて雄しべは枯れ落ち、花柱3個の雌しべが伸び出す。花後、内萼片が大きく翼状になって果実を包む。



エゾノギシギシの果実。
内萼片が大きく翼(スプーン状)になり、縁には刺状の歯が目立つようになる。エゾノギシギシを見分けるポイント。
内萼片には粒状突起がつくが、その存在理由は不明。果実は内萼片に包まれ、3稜形で先端に3個の花柱が枯れ残る。

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1 コメント

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教えて下さいませんか (ミッキー)
2018-11-18 08:21:24
井伊加減男 さま
いつも楽しくブログを拝見させて頂いてます。
このタイトルに関係のない事で恐縮ですが
ズミとエゾノコリンゴの区別がまだ出来ません。

葉の違い等については書かれてますが、それでも
現物を見ても確信が持てません。

実の違いについての情報はネット上でも少ない
気が致します。
実の形状の違いが分かればお願い出来ませんか?
宜しくお願い申し上げます。
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