井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・コシカギク

2020年08月24日 | 日記

コシカギクの群落。キク科シカギク属。

道端、空き地、荒地などに多く見られる1年草。

原産地は東北アジアとされ、サハリンに多く見られたことから「オロシャ(ロシア)菊」の別名でも呼ばれた。

北海道で普通に見られ、本州にも帰化していると言われるが、個体数は少ないという。

コシカギクの葉。

属を代表するシカギク、葉は2~3回羽状に細かく裂け、最終裂片は線形。その形を「鹿の角」に見立てて「鹿菊」の名がつく。そのシカギクに似て小型であるということで「小鹿菊(こしかぎく)」と呼ばれる。

全草に芳香があり、英語名はパイナップル・ウィード。

コシカギクの花。

属を代表するシカギクの頭花は、雌性の舌状花が両性の筒状花を囲むが、コシカギクの場合は筒状花だけで、舌状花はつけない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北海道の花・ハキダメギク2 | トップ | 北海道の花・イヌカミツレ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事