コシカギクの群落。キク科シカギク属。
道端、空き地、荒地などに多く見られる1年草。
原産地は東北アジアとされ、サハリンに多く見られたことから「オロシャ(ロシア)菊」の別名でも呼ばれた。
北海道で普通に見られ、本州にも帰化していると言われるが、個体数は少ないという。
コシカギクの葉。
属を代表するシカギク、葉は2~3回羽状に細かく裂け、最終裂片は線形。その形を「鹿の角」に見立てて「鹿菊」の名がつく。そのシカギクに似て小型であるということで「小鹿菊(こしかぎく)」と呼ばれる。
全草に芳香があり、英語名はパイナップル・ウィード。
コシカギクの花。
属を代表するシカギクの頭花は、雌性の舌状花が両性の筒状花を囲むが、コシカギクの場合は筒状花だけで、舌状花はつけない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます