セイタカアワダチソウの群落。キク科アキノキリンソウ属。
道端、荒地、河川敷などどんな所にでも生える多年草。北米原産の帰化植物で、明治初年に観賞用に持ち込まれたものが逸出・野生化した。地下茎を伸ばして群落をつくる。
戦後急速に分布域をひろげ、昭和40年代には他の野草を絶滅させる勢いで問題視された。
セイタカアワダチソウの越冬葉。
花後に新葉を出し、ロゼット葉で越冬する。翌春、ロゼット葉の中心から茎を立ち上げ花と葉をつけるが、花時にはロゼット葉は枯れて消える。越冬時だけのロゼット葉で「一時ロゼット型」と呼ばれる。タンポポのようにロゼット葉を残して花茎(葉はつけない)を立ち上げるのを「ロゼット型」という。
セイタカアワダチソウの茎と葉。
茎は大きいものだと250cmにもなる。葉は線状長楕円形で両端はとがり、鋸歯は殆どない。
学名(種名)の「アルティッシマ」は「最も背が高い」の意味だという。
根から他植物の生育を阻害する物質(アレロパシーという)をだし、独占的に増殖するとして不安がられたが、自分自身もその有毒物質に自家中毒を起こし、増殖の勢いは続かない。
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