井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の樹木ウォッチング・エビヅル1

2022年12月14日 | 日記

エビヅルの樹形。ブドウ科ブドウ属。
ヤマブドウと同じ落葉つる性木本で丘陵地~山地の林縁~林内に生育する。
ヤマブドウと比べるとやや南方系で北海道の分布には触れない図鑑もあるが、個体数は少ないが札幌周辺でも稀に見掛ける。
エビヅルの冬芽1。
エビヅルの冬芽、巻きヒゲと対生していてヤマブドウに良く似る。
「葡萄」と書いて「ブドウ」とも読み「エビ」とも読む。広辞苑では、「甲殻類のエビ」には「海老」や「蝦」の字をあて、「ブドウ類のエビ」には「葡萄」の字をあてている。
古い時代には「ブドウ」のことを「エビ」と呼び、紫がかった赤色を「えび色」と言った。
「えび色」のつる植物ということで「エビカヅラ」の別名もある。

エビヅルの冬芽2。
エビヅルの冬芽は円錐形、葉痕は半円形で維管束痕は微細出半円状に並ぶ。
葉痕の上端部から右に走る線は托養痕である。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北海道の樹木ウォッチング・... | トップ | 北海道の樹木ウォッチング・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事