井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

樹木ウォッチング冬から夏へ343エゾノコリンゴ3

2017年11月14日 | 日記


エゾノコリンゴの芽ぶき。バラ科リンゴ属。
ズミの新葉は二つ折りの形から展開する。これに対してエゾノコリンゴの新葉は両端から巻いた形で現われ展開する。図鑑の検索表でもこの点をポイントとしていている。
ズミとエゾノコリンゴとの基本的な違いということになるのだが、一瞬のことで見逃してしまいやすい。



エゾノコリンゴの花。
花の径はズミより若干大きい。
花柱の数、ズミでは3個が普通で、エゾノコリンゴでは4~5個が普通ということで、慣れれば花をチェックすることで両者を見分けられるというが、中々難しい。



果実。
果実はナシ状果。ズミの果実は径6~10mm、エゾノコリンゴの果実は径8mm程度、ということで果実の大きさで判別するというのも難しい。果柄がエゾノコリンゴの方がズミより長いとされるが、これも両者を見分ける決め手ににはならない。
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