井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

マツ科マツ属、外来種の変わりものリギダ松

2010年08月05日 | 日記
日本に自生するマツ科の変わり者はカラマツでした。
外来種には、もう一寸変わったマツがあります。
手稲駅から星置駅に向かう線路わきの道路に植えられたリギダ松がそれです。
マツ科マツ属、在来種のものは2葉松か5葉松か、何れかですがこのリギダ松は3葉松です。その辺からもう、リギダ松は変わっています。



リギダ松の幹です。
幹から不定枝がぞっくり出ています。カラマツも結構なものですが、リギダ松はそれ以上です。
何故これだけの不定枝を出すのか、理由は分かりませんが、とにかく変わっています。



リギダ松の球果、松かさです。
果鱗の1枚1枚に鋭い針がついていて、素手では痛くてとてももぐことは出来ません。
北米に、ブリッスル・コーン・パインという世界一長寿の松がります。「ブリッスル」は針、「コーン」は松かさ、
ブリッスル・コーン・パインは「鋭い刺を持った松かさのマツ」ですから、リギダ松は世界一長寿のマツに似ていることになります。
世界一長寿のマツは「イガ5葉」と呼ばれますから、リギダ松は「イガ3葉」ということになるでしょう。



リギダ松の枝です。
松かさが10年以上落ちずについているといいます。何故、10年以上も松かさをつけっぱなしにするのか、理由は分かりませんが、とにかく変わったマツです。
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