井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ツタバウンラン1

2023年09月06日 | 日記

ツタバウンランの群落。ゴマノハグサ科ツタバウンラン属。
ヨーロッパ原産の帰化種で1年草。大正初年に観賞用に輸入され、栽培されていたものからエスケープ(逸出)したものという。道路脇の石垣などで多く見かける。
ツタバウンランの葉。
左:表  右:裏
葉身は円形に近い腎臓形で柄は割と長い。浅く5~7裂してツタの葉に似る。それで「ツタ葉ウンラン」と呼ばれる。基部は心形で葉柄は基部に対して楯状につく。
ツタの葉に似る植物でもウルシの場合は「葉」をつけずに「ツタウルシ」と呼ぶ。
ツタバウンランの匍匐枝。
ツタバウンランは茎を縦横に伸ばし、枝の節から根を下ろし増えていく。
つる性であるところから「ウンランかずら」の別名もある。ちなみにかずらは「葛」と書きつる性であることを示す。例としては、ネナシカズラ、ヘクソカズラなど。
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