井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

樹木ウォッチング冬から夏へ285マタタビ3

2017年09月17日 | 日記


マタタビの虫こぶ。マタタビ科マタタビ属。
マタタビの果実にできる虫こぶ。タマバエの仲間による虫こぶで虫こぶ名は「マタタビミフクレフシ」という。
この虫こぶ、煮たあと日干しにして冷え性や神経痛に効く生薬にする。生薬名を「木天蓼(もくてんりょう)」という。



マタタビの髄。
サルナシの髄が膜で仕切られてはしご状になるのに対して、マタタビの髄は白く充実となる。



マタタビの樹皮。
マタタビはサルナシと比べて寿命が短く、サルナシのように太くはならない。
サルナシが高く攀じ登るのに対して、マタタビはそれほど高くまで攀じ登らない。
マタタビの樹皮は黒紫色で楕円形、線状の皮目が多い。
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