井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

小樽・出羽三山神社辺の花1

2013年07月18日 | 日記


ウツボグサ白花。シソ科ウツボグサ属。
葉は対生、苞も十字対生し各苞葉に最大3個の花をつけるので、上から見ると最大12個の花が見える。
走出枝(ランナー)を出し群落をつくる。白花も群落をつくるから、品種的な存在と考えられるが、図鑑などの明記は見ない。花穂は夏には枯れてカサカサになり「夏枯草(かこそう)」と呼ばれ、利尿剤として利用される。



クサフジ。マメ科ソラマメ属。
山の草原に生えるつる性の多年草とされるが、海岸地帯にも進出する。
偶数羽状複葉で葉軸の先端は巻きヒゲとなる。小葉の幅は狭く、側脈は主脈に対して鋭角となる。



オニシモツケ。バラ科シモツケソウ属。
2mを超える個体もでる大型の多年草、シモツケソウの仲間の中で特別な大型で「鬼」のをもつ。
奇数羽状複葉で、頂小葉が特大で「頭大(とうだい)羽状複葉」といい、通常の側小葉と極小の側小葉があるところから「不整羽状複葉」とも言われる。
大型の托葉もオニシモツケの特徴の一つ。花の色は白から紅色を帯びるようものもある。受粉済みの証しかも。
コメント
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