井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

手稲山・山頂エリアの花5

2013年07月13日 | 日記


タニウツギ。スイカズラ科タニウツギ属。
枝先や上部の葉腋からロート形でピンクの花を2~3個つける。ハイランドより上でも見られるが、山麓部にも現れる。
庭に植えられるハコネウツギやウコンウツギでは、受粉後花の色を変えるがタニウツギではそのような色の変化は見られない。



ウコンウツギ。スイカズラ科タニウツギ属。
亜高山性のウツギで、ハイランドより下では見かけない。
淡黄色のロート形の花で、花冠の先は5裂し、下側裂片の中央に橙色の網状紋がある。この網状紋、受粉後色を濃くする。



サルナシ。マタタビ科マタタビ属。
雌雄異株。雄花の株と両性花の株とがある。
黒く見えているのは雄しべの葯。両性花では雄しべの真ん中に緑色の子房と放射状に拡がる花柱が見える。雌雄異株だから当然他家受粉を期待するが、自家受粉も拒否はしないようである。
コメント
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