井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道亜麻まつりin当別

2013年07月15日 | 日記
かつては繊維用に多く栽培されていた亜麻、化学繊維に押されて姿を消していた。
繊維としての亜麻復活は難しいが、種子を油や健康食品に利用する動きがあって、昨日14日、当別で亜麻まつりが開かれた。



亜麻畑。
10日程前に訪れた亜麻畑、亜麻は咲き始めたばかりだったが、昨日の亜麻まつりでは満開だったろう。
無農薬の栽培で、雑草は一つ一つ手で抜くという。
花は朝早くに咲き、午後には散ってしまう。午後の畑には一面花弁が敷き詰める。



亜麻の花。アマ科アマ属。
茎の繊維を利用するので麻と間違えられることもあるが、麻はアサ科。亜麻の繊維は麻より柔らかく、しかも強靭で上等な繊維とされる。
その繊維の色から「亜麻色」という言葉も生まれ、「亜麻色の髪の乙女」など歌の文句で広く知られているが、「亜麻色」の繊維の色を実際に見たことのある人は少ない。
花の色は淡いブルーで、「亜麻色」には全くつながらない。



亜麻まつり会場の旧東裏小学校。
亜麻まつりの会場となったのは、廃校になった「旧東裏小学校」。その校庭に「二宮金次郎の銅像」が建っていた。
開校中の小学校に二宮金次郎像が置かれるところなどないだろうし、廃校になった所でも残されているところは極少ないと思う。
二宮金次郎像が記憶に残っている人、最年少で何歳になるだろうか。
コメント
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