ささやかな幸せ

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トルコの旅 その4 トルコ絨毯を買った話

2024-07-28 14:06:01 | 旅行
トルコの旅 4日目

ここで、トルコ絨毯の店に案内されたときの話、

<絨毯の店>
 トルコ絨毯のお店へ。トルコ絨毯は、ダブルノットといって、糸を二回結ぶのが特徴。(普通はシングルノットらしい)そのため、毛がぬけにくく、丈夫。踏めば踏むほど結び目がしまるそう。目が詰まっているから、ゴミが毛足の奥までいかず、手入れが簡単らしい。

 職人さんは、目にもとまらぬ速さで結んでいく。結ぶと金属の櫛のようなものでバンバンと叩きつけ、結び目をきつくする。実際にやらせてもらったが、結構力が要る。そして、はさみで表面をととのえる。

 
 トルコ絨毯で有名なヘレケは、ほとんど絨毯が織りあがる時に政府の役人がチェックして、ヘレケとしての要件を満たしているとなると、ヘレケのサインが入る。端の囲み文字がヘレケのサイン。


 シルク混の絨毯は、向きによって色が違う。いい絨毯は裏もきれい。裏側は夏用に使ってもよい。



 羊の毛の濃淡だけで織られた絨毯。ちなみに、カラフルな草木染は、日に干すと色がますます鮮やかになるらしい。羊の毛で一番いいのがアゴの下、二番目はおなか、三番目は背中や足とのこと。

 アップルティーをいただきながら、流ちょうな日本語の説明を聞く。靴を脱いで実際に踏んでみたり、撫でてみたり。そして、「うち、玄関マットないんだよな~。風水では、玄関マットは要ると言っていたな。いいのがあったら、買ってもいいかな。私、トルコ石とかアクセサリーには興味がないし」と思い、興味を示すと「家のフローリングは何色か?」と聞かれ、家のフローリングに近い床の色の部屋に案内される。私は、ツアーの人と引き離され、ちょっと焦る。大きさや予算を言うといろいろと見せてくれる。トルコ人のツアーガイドさんが、来てくれ、私がどれにしようか迷っている絨毯三種について、よい品の順番を教えてくれる。たまたま買ってもいいと思っていたものとガイドさんイチ押しが一致し、買おうとして、「羊の毛だけのがよかったんだけど」と言うとバイヤーさんの顔色が変わる。

 そして、出してきてくれたのが、まあ素敵。でも、でも、予算オーバーで買おうと思ったものの約二倍の値段。でも、奇麗なんです、ヘレケなんです。VISAカードなら少しまけますよ。日本まで送料無料で船便で送りますよ。キレイでしょ。と日本語で話しかけられ・・・
 ペルーに行ったとき、カシミヤのコートかストールを買おうとして、買わなかったことを後悔している私。ここの日本代理店は神戸にあるので、なんかあったら、近いから すぐ行けるな。JTBだから、なんかあっても、言えばなんとかしてくれるよな。よし、旅の思い出に買ったれ!はぁはぁ。ここの時点で私は汗だく。

 すると、この客はいけると思ったのか、シルクの奇麗なのを出してくる。確かに、比べ物にならないくらい奇麗である。好きな色を聞かれ「緑よりブルーが好きだ」と言うと、もっと奇麗なものを出してくる。しかし、お値段100万円以上。100万円以下には値引きが絶対できないというが、買える訳ないだろう!社長まで出てきて、すすめるがここは頑固として拒否じゃ!ここで、あまりにも現実離れしているので少し汗がひく。
 最後に書類に住所やサインを書き、絨毯と一緒に写真を撮り、VISAで日本円決済。
 こうして、私は、汗まみれになって絨毯を買ったのであった。

 買った絨毯はこちら一か月以上かかったが、無事に届いて胸をなでおろしたのであった。もちろん、気に入っているよ~。
 



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