ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『ハレム』

2022-06-13 15:38:17 | 
『ハレム 女官と宦官たちの世界』 小笠原弘幸 新潮新書
 性愛と淫蕩のイメージで語られてきたイスラム世界の後宮・ハレム。奴隷として連れてこられた女官たちは、いかにして愛妾、夫人、母后へと昇りつめていったのか。ハレムを支配する黒人宦官と、内廷を管理する白人宦官は、どのように権力を手にしていったのか。600年にわたりオスマン帝国を支えたハイスペックな官僚組織の実態を、最新研究を駆使して描く。
 言っちゃ悪いが、ハレムというと女の人を侍らせて酒池肉林のイメージだが、これは作られたイメージのよう。実際のハレムは役所というか、官僚的。
 女官たちは、全員奴隷とか。宦官に白人と黒人がいるとか。君主になると兄弟は殺されるとか。静謐を重んじる宮廷では唖者が入って王を含め手話を用いていたとか。知らないことがいっぱいあったが、物語ではないので、読みにくかった。学術書なので、私の理解が及ばなかった。何より、名前が・・・。
コメント
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