ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『奉納百景』

2019-05-27 22:09:47 | 
 子どもが占いに行った。なんでもスゴク恵まれている星らしく上機嫌で帰ってきた。ちなみに夫は体も心も強い人で、私は自由に生きている人らしい。子どもからは、「お母さんは自由やな」とよく言われているので、当たっているのかな。占いによると、私は、自由でいるために、夫を選んだとか。

『奉納百景 神様にどうしても伝えたい願い』 小嶋独観 駒草出版
 寺社に奉納される「不思議な“呪物"」の真実。あなたはこんな奉納物、見たことありますか!?錆びたハサミ[縁結び]、釘を打った男根[浮気防止]、女性の髪の毛[病気平癒]、花嫁人形[幼年で亡くなった息子へ]、御神木に打ち付けた鎌[子宝祈願]、朱塗りの猿[安産祈願]、ハシゴ[おねしょ封じ]、紙で作ったスマホ[祖霊送り]……
 奉納物が大量にあったり、やり過ぎると、不気味さやおどろおどろしさが増すと思った。岡山の鼻ぐり塚、神木に打ち込まれた大量の鎌、びっしりと釘が打ち込まれた木彫りの性器、願い紙の文字の羅列、打ち捨てられたような鳥居や墓石、グルグル巻きにされたハサミ。それらの写真には、圧倒される。念が迫ってきそうだ。
 若くして亡くなった未婚の子のために、親が結婚した姿の絵馬を奉納するのは、心が痛い。山口のおっぱい絵馬は、生まれてくる子への思いで、見ていて微笑ましい。茨城のナーバ流しは、なんともおおらかで、あっけらかんとしていて、かえって気持ちがいい。
 神様への願いが不謹慎だが、おもしろいと思った。お願いしたり、供養したりと人の気持ちを見せつけられる感じがした。
 
 先日、春日大社へ行った時、私は、夫の知り合いが釣燈籠を奉納しているのを見つけてしまった。友達と話してふと見た釣燈籠に、夫の知り合いの方の名前が彫ってある。スマホで撮影して家に帰り、夫に見せると、やはり、夫の知り合いだった。「どうやって見つけたん?」「えっ、たまたま。釣燈籠っていくらするんやろと友達としゃべっていて、ふと見ると、あってん」「すごいな」
 ちなみに、奉納されたその方、結構有名な会社の社長さんになってはります・・・。春日大社のご利益スゴイ!?
コメント
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