ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
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「驚異の超絶技巧!」

2019-02-05 20:58:25 | 美術鑑賞
 「四葉銀行」丸ちゃんと加藤シゲアキくんの2ショットが美しくて、よかった~。丸ちゃん、大好きなシゲちゃんと共演できて、よかったね。

「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」 2019.1/26-4/14 あべのハルカス美術館
開館時間:火~金/10:00~18:00 月土日祝/10:00~20:00   休館日:1/28、2/18、3/4、3/18
 もう、何べんも見たよね。でも、何べん見てもいいよね。と言いつつ、行ってきた。よかった。理由は二つ。
1.表からも裏からも見ることができる展示の工夫
2.現代作家も展示していること。これが明治の作家さんに負けず劣らずよかったのだ。


左上 <パイナップル、バナナ>安藤緑山 牙彫 本物そっくり
右上 <蝶に花の丸唐草文花瓶>並河靖之 七宝 細かく美しい
下  <一刻:皿に秋刀魚>前原冬樹 木彫 皿と秋刀魚は一体。秋刀魚の下の空洞は、彫刻刀を下から差し込んで彫ったらしい
右下 <Arcadia>稲崎栄利子 陶磁 サンゴ礁みたい。繊細。これが陶器だと知ってさらに驚く


中央  <Arcadia>稲崎栄利子 陶磁
左上  <飛鶴吊香炉> 高瀬好山 自在 くちばしと翼の先端が可動式。これでお香を焚いたら、どんな感じになるのか
左中上 <猫ニ花細工花瓶>宮川香山 陶磁
左中下 <有線七宝錦蛇革鞄置物「反逆」>春田幸彦 七宝 ヘビが出てきそう
左下  <遊景>更谷富造 漆工 カメがかわいい
右下  <蘭陵王置物>高川盛次 金工 後ろに垂れる布の表現がすばらしい


<胡瓜>安藤緑山 牙彫


右から<草花図花瓶>並河靖之 七宝
<玉蜀黍>安藤緑山 牙彫 
<氷窟鴛鴦花瓶>宮川香山 陶磁 氷柱の中に鴛鴦がいる。見逃しがちなので気を付けて見よう
<龍に紅葉狩図大皿>駒井 金工


<流刻>本郷真也 金工


<崖ニ鷹大花瓶>宮川香山 陶磁

●<鐘楼形時計>無銘 金工 象嵌が細かく美しい
●<水辺鴨蒔絵屏風>無名 漆工 水中と水上の違いの微妙な表現。裏の雀も見事。
●<松茸、しめじ>安藤緑山 牙彫 きのこの裏の表現がリアル
●<雀蝶尽し茶碗>精巧山 陶磁 茶碗の中の蝶が、よ~く目をこらさないと、点にしか見えないほど細かい
●<大工図刺繍額>昇竜 刺繍絵画 刺繍とは思えない


 有線七宝の並河靖之さんの作品は小さくて手の込んだ宝物のよう。濤川惣助さんの無線七宝の作品は、にじみやぼかしで絵のよう。
 赤塚自得さんの漆工の作品は、細かいので見落としがちだが、金具や角の意匠がすばらしい。
 橋本雅也さんは、骨を彫って繊細な作品を作る。
 白井良平さんは、ガラスで水を表現する。水にしか見えない。
 青山悟さんは、蓄光糸を使ってミシン刺繍で作品を作る。そのまま見る作品と暗くして蓄光糸が光る作品とでは、印象が全然違い、一度で二度美味しい作品となっている。

 明治の作家さんも もちろんすばらしいが、現代作家さんのすばらしいこと!ぜひぜひ、見てほしい。
コメント
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