鉄道親爺の窓

今日でブログを始めて6年目 国鉄形の車輌の淘汰が進み 寂しさもひとしおですが 平成の名車にも目を向けたいと思っています。

肥薩線矢岳越えに挑むD51

2013-10-16 20:26:45 | 蒸気機関車

 昨日からJR九州の 豪華寝台列車「ななつ星」が 運行を初めました。

 読売新聞の記事によると 来年6月まで予約で一杯だとか とにかく凄い人気らしいです。

 私は 若い頃SLを追っかけて九州を巡りましたが 一番印象に残ったのは 前後2輌のD51に挟まれて 越えた肥薩線大畑越えです。

 吉松から人吉に至る35kmを 三つのスイッチバック駅(真幸・矢岳・大畑)と 一つのループで越える スケールの大きさと 眼下に広がる盆地

 越しに見える 霧島連山の美しさでした。

 真幸駅で貨物列車を写し 熊本に向かう時に乗った混合列車は 長い貨物列車に一輌の客車 それも半分は荷物車で 旅客はまるで貨物の

 添え物の様でした そんな列車を引き上げる二両のD51の 本務機次位の客車に揺られ ゆっくり走る車窓から眺めた風景は 今も脳裏に焼

 きついています。


    


    1971年12月00日撮影 肥薩線 矢岳~真幸    D51+D51後部補機付き  混合列車

 真幸駅から引き上げ線に戻り 猛然と矢岳に向かう 混合列車です。

 これから矢岳・大畑へと続く勾配線を ユックリ上って行くのですが 右に左にカーブする度に 見える後押しをするD51の姿や  車窓からから

 の眺めは最高でした。

 JR九州のコース案内によると 第三期の3泊4日コースに 矢岳越えが入っていましたが 鹿児島駅が夜出発なのでその景色を見ることは出来

 ません 観光地巡りの旅だとどうしても 車窓風景は二の次になるのでしょうが 豪華列車だからこそ 車窓風景も楽しめればと思います。


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