韓国人の友人夫婦宅に招かれたのですが、
夕食に出て来たのはスキヤキ。
「おおー…」と思わずうなってしまった。
なんか懐かしい…。
韓国にも最近、
すごく日本の食材がいろいろと入って来ています。
前に納豆とかのレポも書きましたが、
そんなすごーく日常的な食材も今や普通にスーパーとかでもあります。
そのスキヤキ…なかなか見事でした。
ほとんど日本で食べるのと同じ感じ。
ちょっち残念だったのはシラタキの代わりに、
チャプチェ(잡채)なんかで使うタンミョン(당면)だったつこと。
うーむ…
確かに見た目、似てはいる。
しかし食感、味ともに全くの別物。
第一、箸で掴みにくいって。
しかも韓国のステンレス製の箸じゃほぼ罰ゲームに近い。
シラタキもどきを箸で掴んで、
「うっ」と一瞬ひるんだのを友人の妻は見逃さないのでありました。
「ぁ…ごめんなさいね。こんにゃくなかったの…」
こういうのは本当に目ざといのです。韓国の人って。
人の心理をよく読む…というかたまにテレパシー使えるんじゃないかって…。
そうすか。いーっすよ。いーっす。つか、シラタキなんかも売ってるんすね。最近。
そっちのほうが驚きかな。
「いや…でもこれ完全にスキヤキだよ。この味は。」
「そお?良かった。なにか他に足りないものないですか?」
この際だからわがまま言ってやれ… 「生卵ください。」
これでまた日韓の食生活の違いで話がはずみました。
こっちでは生卵食べないんですよねー
つかスキヤキで溶き卵使うのって全国区ですよね?
この間の雪の結晶事件のようにはずしたら大変です。
自分の中だけで常識って結構ありますから。
生卵食べないんです。韓国人。
だからアツアツごはんに生卵で美味しく頂いてるとキモがられます。
「うわっっ」、とか思い切りひかれます。大抵。
昔は、「モンクあんのかー」と不機嫌になったものですが、
最近は若い女性なんかと食べる機会あると、
わざと生卵で食べて反応を楽しんだりします。…サド?
まあ、このとき生卵をリクエストしたのはそんなプチサド的な気持ちではなく、
純粋にスキヤキを楽しみたかっただけなのですが。
その友人夫婦は日本で過ごした経験のある人たちだったので引きはしませんでしたが、
勧めると、「遠慮しときます」。…丁寧に断られました。
コップで生卵は飲むんだけどねー、韓国人。
料理ではダメ。何故でしょう。
まあ、しかし日本の食材が入って来てるのはとにかく良いことです。
なーんだ、徐々にすみ易くなって来てんじゃん。韓国。