久しぶりの老処女ネタ。
老処女ファイル#1で書いたヨヌちゃん…
久しぶりに会いました。
ほとんど偶然に。
「劇団のお手伝い」はもう止めたそうです。
「何してるの?」という質問はしなかったのに向こうのほうから、
「オッパ… あたし最近ずっと遊んでるんだ(働いてないんだ)…」
と言って来ました。
「だから何だか最近、かなり健康になったよ…」
自虐的な口ぶりが更に私の心を痛くしました。
「そうだよー。人生そうやって時には休まなきゃなー」
と、うそぶいて答える…
仕事も、何もすることがなく、
両親のいる家に戻って来た…ということです。
老処女の王道を来てしまっていることを彼女自身が一番分かっていて、
私もそれを分かっていることを逆に彼女が気遣ってるような会話でした。
彼女、いくつなんだろう。
もう35くらいになったのかな…
私の中ではまだ女の子のままだけど… 出会ったあの頃のままの。
舞台に熱中してた夢多き女の子…
「今度また録音手伝ってよ。」
(私の趣味の音楽製作の話です)(彼女は歌がホントに上手い)
「うん…電話して…」
最後にそんな会話をして別れましたがお互いにしんみりしてしまいました。
それまで努めて明るく振舞ってた二人があたかも、
「お互いいい演技だったね…」と確認し合うようなカタチで…。
これからも私は彼女が少しづつ年をとって行くのを見て行くのでしょう。
そしてこれからも私は彼女の心がもっと萎えて行くのを見て行くのでしょう。
これが人生なんですねー。
だけどそれでも人生はいいものと信じたいです。