世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

べとべとさんも泣く

2011年07月17日 23時27分40秒 | Weblog
わかっていたことだが、普段履きなれないヒールのサンダルを履いて、
案の定足が痛くなって、このまま歩いていけなくなって、
ええいと脱いで、夜道を裸足で帰る。
この辺は繁華街から離れているし、
なにしろこの辺は犬を散歩させるときでもペットボトルに水を入れておいて
犬のおしっこの後をきれいに洗い流すほどモラルある人たちの住んでいるところなので、
まあ大丈夫だろう。
私の足の裏、硬いし。
ぺたしぺたしと歩いていると、一番白線の上が歩きやすいことに気づく。
つるつるしているから。
でも横断歩道くらいしか歩行者が上をいける白線はない。
アスファルトはきめが細かいとこのが痛くない。
レンガ敷きは思った以上にざらざら。
たまに小石を踏んで痛いつぼを押されてしまう。
夜で道の温度が下がっているのか、足の裏で若干の冷たさを感じる。
足裏に感覚があることをわかりながら歩くのは、
犬とか馬になったみたいでおもしろかった。
が、ある一角、JAXAのまわりの道路はまるで細かくて鋭利な突起がいくつも出ているようで、一足ごとに激痛が走る。
うわあ、イタイイタイ。JAXAの前はイタイ。
たまらずサンダルを履いて、こっちの痛みの方がなんぼかマシだと思う。
当たり前だが、もう道路はぺたしぺたしと歩くようにはできていないのだなあと思う。
これではべとべとさんもおいそれとは出てこれないだろうなあと思った。

誰もいない商店街と向こうの闇

2011年07月17日 15時36分56秒 | Weblog
勉強の日々。
お金がない。
ご飯ばかりを炊いては食べる日々。
しょうもな。
おばあちゃんの梅干しが救い。
夏なので味噌汁に生姜をすって入れている。

ガッツが出てる芝居を見に行く。
みんな楽しそうにやっていた。
楽しそうなのはいい。
やってる人も見てる人もガッツの大学の同期が多いらしく、
そのくらいの人はみんなそろそろ結婚や子どもを宿している人が多いらしく、
話の内容も、話を作ってる人の一人も、見に来てる人の何人かも
妊娠や出産や育児のことを言っていた。
そうか、やはり人は当たり前に結婚して子どもを産むことよ、と思った。

こないだテレビでやってた「海がきこえる」を初めて見た。
高知に4年いたので、
飲み会が解散した後の、誰もいないのに煌々とあかりがともっている商店街を歩いていて、出口の向こうに黒々と闇が待ち構えている絵を見て、
おお、これだ、と思った。
本当にあんな感じなのだ。
映画の中で話されている高知弁よりも、ライトアップされた高知城よりも、モデルになった高校の建物よりも、
一番、これだ、と思った。

NHKで1979年の「阿修羅のごとく」がやっていた。
やっぱり抜群におもしろい。
役者が表情を作りすぎないとこがいい。
若い風吹ジュンのメランコリックな表情がいいなあと思う。
お母さんのくわっとした顔が怖い。
すごいすごいと思って見てしまう。
2話と3話は今日の深夜と明日の深夜だって。
見なくちゃ。