世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

父方

2007年01月03日 11時52分25秒 | Weblog
父方の親戚の集まり。
集合場所のじじばばの家に行ったら、応接間のソファが花柄になっていて面食らった。バッキンガム宮殿。脳裏にまず思い浮かんだ。
ブルジョアジー甚だしいこの柄は、ばあちゃん自ら選び、裁って縫って被せたもの。
どうして人間年をとると派手派手な色彩を手にとるようになるのか。
「ヨソで作ってもらったら15万するとこだった」と自慢げのおばばの髪の色はオレンジです。

その後、近所の鮨屋へ。
胡麻豆腐がおいしかった。
いつものことながら父の姉がそーとーおもしろい。
多分一族でばあちゃんと対等に争える唯一の変人だ。
いつものことながらこんな人の子に産まれた従姉妹が不憫でならない。

いらないと言うのに、ばあちゃんが何を思ったか赤飯を炊きだした。
鮨屋から帰って、満腹、なおかつケーキまで馬食してちょっと反省気味ですらあるこの最中、3合ほど炊き上げた。
なぜばあちゃんたちは人の意見を無視して人に食べ物を与えたがるのか。
もう職業病みたいなもんなんだろう。
誰も食べ物を作るばあちゃんを止められない。
結局ぎっちり詰まったタッパーを抱えて嫁であるウチの母なんかは苦い顔しながら帰る羽目になる。