世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

ええもん見たぜ

2005年09月19日 00時36分22秒 | Weblog
「チャーリーとチョコレート工場」見ました。
子供の頃に原作を読んだことがあり、
それがおもしろいっ、という記憶で残っていたので映画化された今回の作品はすごく楽しみにしていきました。
結果から言いましょうか。
すっごくおもしろかったです!
すっごく。
予想を越えて。
なにがおもしろかったって、
グロいんだもの。
子供向けのようなのに、子供向けにとどまらないグロさ。
ブラックさ。
まず、ウィリー・ウォンカという人物が完全に人格破綻者である、という設定がすばらしい。そしてひどい。
ジョニー・デップがこわい。
最高。
あとは…まあ、あんまりネタをばらしてはいけないですが、
工場の中身がすばらしい。
本気で。
夢がつまっています。
中身を原作で知っていてもやっぱりワクワクさせられるなんて、すごいことだと思います。
ワクワクする。
ひっさしぶりです。
映画を見てわくわく。すごいいい気分でした。幸せでした。
そしてウィリー・ウォンカと子供たちとの怖い関係。
これは、全然仲のよくない友達同士の間に挟まってしまったどっちの子とも仲のいい子が持つ緊張感に似ています。
こえぇ。
こんな緊張感、こんな楽しい場面で味わいたくねぇ、という気持ちにさせられるすごく特殊ないい映画です。
楽しい場だからって、楽しい気分にばっかなれっかよ。リアルです。
そして端々に見て取れる大人のエゴ。
すげぇ。
ちゃんとしてる。
ちゃんとしてますよ、この映画。
気を抜いていない。
ハラハラする。
危なっかしい大人を見せ付けられてハラハラする。
そんな自分にビックリです。
子供たちの運命にドキドキする。
そんな自分にビックリです。
揚げ足取りの質問と投げやりな回答に緊張する。
良くもなく悪くもない主人公にドギマギする。
なんじゃこりゃ。
こんな映画だと思ってなかった!
おもしろい!
色んなことに驚嘆させられ、姉は賛美の言葉を惜しみません。
この映画はいい映画です!
久しぶりに映画館でいい映画に出会った。
これはすごくうれしい出会いでした。