世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

食べること

2005年09月08日 20時51分12秒 | Weblog
姉は日頃から自分は食べることが大好きだ、と思っていました。
量を食べなくても、厳選されたものだけを食べなくても大抵幸せという、あんまりこだわりを持たない傾向にはあるのですが、
しかし、おいしいものを食べることは好きだし、
おいしいものが食べたいといつも思っているし、
食べたものはほとんどおいしくいただきます。
食べてるときは幸せです。
食べ物のことを考えてるときも幸せであります。
しかし、
上がいた。
agoではない。
確かにagoの食への食いつきやその豪快な喰いっぷりは姉より上だが。
いたよ。
他にも。
それもめちゃくちゃたくさん。
昨日今日とバイトで出かけた某食品会社のイベントで。
見つけたよ。
食べることが大好きで仕方ない人たち。
試食品を自分で作る。
自分で食べる。
仲間に食べさせる。
仲間の作ったのも食べる。
試食予定にないものを作り出す。
その場で商品開発しはじめる。
出来たものを仲間に食べさせる。
意外にうまい。
そうこうしているうちにお昼来る。
がっつり弁当食べる。
また試食食べる。
おやつ持ってくる。
おやつ、分け分けする。
お腹いっぱい。
これ2日。
一日中。
姉は前半でギブでした。
試食させてもらった分だけで満腹でした。
食への愛し方や興味がやっぱり違う、と深く感じ入ったのです。
好きこそ物の、とはよく言いますが、
さすが食品会社に所属しているだけあって皆さん並みの「好き」ではありません。
まいった!降参!
いやいや。
まいったのはこれだけじゃぁ、ない。
食は人間をつなぎます。
バイトと社員さんとの間が、
高知と神戸と青森の差が、
埋まります。
食べ物がそばにあるだけで。
すばらしい。
いや、偉大だ。
パワーを感じる。
最終日の今日、
腕に抱えるほどのサンプルの余りをお土産にほくほくで帰宅。
牡蠣フライを山のように黙々と揚げ続ける間、
山芋フリークからの山芋レクチャー。
おばちゃん2人の青森弁に寺山世界を思い出し、
うどんの湯で上がりを舌で確認。
いい仕事でした。