岩手山麓景観形成重点地域を守ろう ★『イーハトーブ通信』

野生サクラソウ大群落を潰し岩手山麓の環境を破壊してきた旧町政。産廃問題に端を発した岩手山麓『誘致公害』の記録

「雫石町民」Q&A ・ 民主的風?看板からの脱却を

2009年07月06日 | 「しずくいし銀河の森」
今年3月に一回目の雫石町環境審議会が行われた。
諮問は、一般廃棄物処理計画と、環境基本条例に基づいた(はずの)「雫石町環境基本計画」策定検討である。二回目は7月13日に行われるという。

この審議会は平成19年度(20年2月末締め切り)に住民委員の公募が行われたが、町長が選出した住民委員は、前助役と前町議会議長夫人であった。

「応募者」はなかったのだろうか。…期限翌日ではあったが一名あったのだ。

行政区回覧が回ってくるのが遅く、期限ぎりぎりだったので環境対策課長に聞いたところ、まだ誰も応募者がないという事だった為、期限翌日ではあったが3月1日に町長宛に遅れた理由も書いて委員に応募したということだった。
経営推進課に問い合わせたところ、その人だけとのことだったので、受理されたと思っていた。ぎりぎりで遅れた理由も書き、課長も知っていた上のことであり、委員確定まで1年経過していることといい、期限内ではなかったという理由だけでは疑問を感じる。環境対策課からも何の知らせもなかったので、審議会はまだ開かれていないと思っていた、ということだった。
しかし、町は期限過ぎの理由だけで切った。
環境基本条例検討委員会(委員10名)では、町の環境を守るに値する規制を取り入れることが委員10名全員一致で挙げられたが、環境対策課は条例は精神条例とするという姿勢を崩さず、規制等は基本計画で策定するとのこと。そこで、条例委員会委員長を基本計画策定の審議会委員にすることを意見として出した。
町長はそれをしなかった。
<協議中における意見であり、決定したものではないと認識しています>
問い合わせに対しての総務課長(環境対策課に確認した上での)回答である。
環境基本計画策定に際して環境条例検討委員会から「付帯意見」も提出したが、一回目の審議会に提示されなかったため、これについても質問した。
回答では、二回目の審議会に提示するとのこと。


『雫石町環境基本計画』が、雫石町の環境を守るに値するものかどうか、この審議会で答申される「環境基本計画」を大いに期待して待ってみようと思う。



町が誘致した大型木材工場の立地説明会では、雇用確保と林業活性化の面から、「やらせ」の誘致賛成意見が出された。(時間切れというだけで質問に答えず打ち切った説明会。それを司会したのが前述の委員に選出された前助役である。)
私は思わず叫んだ。
このような説明会では雫石町は泣く・もう一度開催してもらいたいと。

マスコミのマイクには「再度の開催を検討します」と答えた町長だったが、二度と行われることはなく環境保全等用地として血税で取得した町有地に「特定騒音発生施設」「ばい煙発生施設」付きの大型木材工場を独断誘致した。

パブリックコメントも形式的に行いましたという事実を経ているだけに過ぎない。
活かそうとしない、出来ないのはなぜか。

「住民参加・協働・官治から共治へ・ひとりひとりがきらり輝く・・・・」
これら、しゅっちゅう出てくる民主的臭いのする言語を表看板にしたワンマン手法の詳細は、追って明らかにしていこう。



さて、
先日、町長が誘致した大型木材工場の隣りの花卉栽培ビニールハウスで働いているという「雫石町民」の方から質問のコメントが寄せられた。
前に投稿があった「雫石町民」とは違う方のようだが、この質問は、この地域で起きている問題どころか、誘致工場がここにあることさえ知らない町民が多い現実の中で、一般的な疑問質問だと思うので改めて紹介しよう。
(質問は原文のまま・回答は一部加筆)



(質問コメント)

このような活動を行っている方ならご存知だと思い、3点ご質問致します。

1.工場を建設することで付近の動植物に悪影響が出るとの事ですが、実際に悪影響がでた動植物はありますか?

2.工場が出す物質によって健康被害を被る方がいるとのことですが、実際に健康被害に遭われた方はいますか?

3.騒音が気になるとの事ですが、私は工場の横にある園芸施設で働いております。長い時は朝から夕方まで園芸施設内におりますが、騒音が気になった事は一切ありません。ましてや、数km離れた所で騒音が気になりますか?

ご回答をよろしくお願い致します。



(回答コメント)

ご質問ありがとうございます。

発行人自身がこの工場敷地から500~600mに住んでおり、半径1km付近の範囲には約18世帯が住んでいます。
又、ご存知かと思いますが、2006年12月に正式に計画中止となった産業廃棄物溶融炉計画地とこの工場は、町道を挟んで同じ地域に在って、産廃問題の際に、環境影響調査(環境アセスメント)を二年かけてしっかり行うように当時の県知事から判定された地域に当ります。
判定基準に照らした主な理由は、
・八幡平・岩手山麓景観形成重点地域内であること。
・オオタカの営巣等、岩手県レッドデータブック記載の希少動物・植物が生息していることから、四季を通しての調査が必要であること。
・付近には、ペンション、篠崎民宿群などがあり、人と自然のふれあい活動があること。
・国が定めた名勝「宮澤賢治文学の風景地」が付近にあり、水蒸気を伴う白煙は景観に相当程度の影響を及ぼすと予想されること。
等でした。

この工場の立地場所はそのまま当てはまります。
但し、アセスメントが必要な事業規模ではないために、不十分な調査だけで立地場所の町有地を町は工場に賃貸しました。

このような背景の上で、大雑把ですがお答え致します。


1.工場を建設することで付近の動植物に悪影響が出るとの事ですが、実際に悪影響がでた動植物はありますか?

工場の敷地内(原木置き場)にはかつて、二本の沢が流れていて、野生サクラソウが群生していました。ここ岩手山麓は日本4大サクラソウ群生地のひとつだったのです。2007年5月、開花している株を中心に沢の下流の方に移植。町道側の沢下流域に移植されたものは減衰しています。実生のサクラソウ達は整地のための重機によって大半は潰されました。他の貴重ランク上位のものは移植地で育っているようです。
広葉樹は1200本ほどが伐採されましたから、ツキノワグマ、カモシカなどの行動生態にはすでに影響が出ているかもしれませんね。
サンコウチョウの鳴き声はめっきり少なくなっています。

開発は人間生活にとって避けては通れないものでしょう。しかし自然の生態や景観などへの配慮が欠けてしまうと様々なゆがみが出てくるでしょうし、特に大規模事業開発では雫石町の最大の宝の自然や景観などに負荷がかからないような施策であってほしいと願っているところです。
(写真は強制的に移植された開花中の野生日本サクラソウ。サクラソウは結実媒体となるマルハナバチ~その営巣となる野ねずみの巣など含め、生態系全体を保全する必要があるため、沢一本スジの区域だけでも残すことを提案もしましたが、町と会社は一部の移植で済ませました。)


2と3は合わせてお答えしたいと思います。

2.工場が出す物質によって健康被害を被る方がいるとのことですが、実際に健康被害に遭われた方はいますか?
3.騒音が気になるとの事ですが、私は工場の横にある園芸施設で働いております。長い時は朝から夕方まで園芸施設内におりますが、騒音が気になった事は一切ありません。ましてや、数km離れた所で騒音が気になりますか?



この工場はご存知のように、いまは製材だけですが、将来は集成材工場にする計画があります。そのときに用いる接着剤は、ホルムアルデヒドを含んだフェノール系を当初予定していたとのことですが、高分子イソシアネート系に変更するということでした。しかし、可塑剤や硬化剤といって、一緒に用いるものについての回答がありませんでした。(ちなみに住田町にある集成材工場では、可塑剤硬化剤のなかにホルムアルデヒド含有のものが使われています。)

現在、この工場が設置している毎時10トン蒸気製造の木くず焚きボイラーから排ガスとして排出される物質の中で法律で規制されているのは、①煤塵②窒素酸化物③硫黄酸化物ですが、たとえば煤塵が法律にふれる量というのは、白いシーツが汚れていると見て判るほどなのだそうです。(盛岡市焼却炉公害監視委員の先生談)
煤塵とは文字通り、すす・ほこりの類いです。
窒素酸化物、硫黄酸化物等は酸性雨の原因であり、喘息などの呼吸器系疾患の原因となります。

いま現在、医師から診断書で「○○による症状」と診断されている「健康被害」は出ていません。「ない」のではなく「出ていない」だけなのです。
出てからでは遅いのです。

化学物質過敏症という病いを知っておいででしょうか。
化学物質過敏症というのは例えて簡単に言うなら花粉症と同じで、微量でも長期間さらされていると誰にでも発症する可能性があります。
産廃溶融炉問題のときから幾度も町役場には、大気環境の良さは「農業と観光の町しずくいし」には大事なものなんですよ、ということを申し入れたりお願いしたりして参りました。
空気や水の綺麗さというのは、無くなってみてはじめてその有り難味がわかるものだからで、取り戻すには膨大な時間と費用が必要になるからです。


この工場は、昨年8月から10月にかけて、川井村から接着剤木くずを運んできて燃やしていて、保健所から届出燃料ではないので燃料としないよう指導されました。
しかし、1月のボイラー修理後も黒い煙、黄土色の煙はしょっちゅう見られましたし、4月には深緑色のばい煙が出ていましたが、5月連休明けからはずいぶんと改善されているように見受けられます。
「接着剤木くず・防蟻防腐処理木材を燃料としない」ことは、このような立地環境を知っていた上でこの地域に進出した会社の経営倫理の現われとして、町役場には誘致した社会的責任として公害防止協定に反映してもらいたいと願っているわけです。


「騒音」のことです。
騒音とは文字通り「騒がしいうるさい音」で、これはある程度慣れます。
私達付近の世帯が困っているのは、「騒音」に加えた「低周波音」というものなのです。音量を測る器械で計測をつづけてみて判りました。
これは慣れることがなく、ますます敏感になっていくのが特徴なのだそうです。特に体の弱い人などは。
同じ世帯でも、人によって感じ方は違うのだそうです。
ある人は、日によってですが頭に響いたり胸の動悸がしたりで建物の陰に車を移動してそこで寝たり、ご近所で工場に向いた部屋で寝ていたおばあさんは、“あたまがゴンゴンして”気が休まらず元の家に帰りたいと言われました。
不思議なのは、工場とこの近辺の間には、500mほどの森林地帯があるのにです。
工場の隣りで働いていても気にならないとおっしゃるとおり、近くで聞く音と困っている低周波音+騒音の聞こえ方はまったく違っています。
例えていうなら、遠雷のような音・ガスバーナーが燃えているような音・ジェット機の音が遠い雲間から響いてくるような…と例えることができます。
とても不気味で耳ざわりな不快音です。

この音はいまのところは工場から500~600mの限られた地域の数世帯で起きていますが、
四六時中聞こえる日もあれば、朝と夕方が特にひどかったり、日によって夜中午前2時頃もぼ~~~っと聞こえます。
訪ねてきた人が、飛行場があるのかと思った、と言ったことも何回かあります。

そこで、低周波音などというものはどのような対策をとったら良いものか、初めて出っくわすことなので大変困りました。
環境省の対策マニュアルに示されているように、専門家を入れて、苦情世帯を入れて、地元で計測した資料も交えて、検討していただきたいと役場に頼み続けていますが、昨年8月と9月に来たっきりで、まだ生かされていません。独自の調査は会社と協力して行っているようですが、被害苦情世帯を抜きに改善された実証はできません。
環境省参照値という参考の数値以内だから、一部の人しか苦情を訴えていないからと議会答弁で町長は言いましたが、実際はオーバーしている数値もあるのです。


ちなみに、自然生態系や景観が岩手県の宝と言われている地域ですのに、「騒音」も排ガスのなかに含まれる硫黄酸化物の排出規制も、『指定区域外』として最低レベルの法規制しかありません。法以上に守るには、会社との独自の契約(公害防止協定)できちんと決めて事業者に守ってもらうしかないのが現状ですので、
「接着剤木くずを燃料としない」ことと同様に、会社の経営倫理の現われとして、町役場には誘致した社会的責任として、有効な対策をとり、雫石にふさわしい公害防止協定を結んでいただきたいと願っているわけです。


このような状態が、閑静な観光地、小岩井農場の隣接行政区であるこの地域で起きています。

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4 コメント

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都会からすると (chirai)
2009-07-12 21:43:55
はじめまして。
個人的な感想かもしれませんが、好きな雫石のことなので一言申させて頂きます。
どんな町長かも知りませんし、どのようなに事情があってこのような建設を考えているは存じませんが、地元の方々が思うより「雫石」のブランドは都会に伝わっています。雫石の町興しにはこのブランド力は必ず必要となります。一度ブランドイメージを崩してしまったら回復させるには想像を超える時間と費用を要します。
我々の知らない昔から雫石に住む賢人達は雫石の自然を守って次の世代に引き渡したことを忘れるべきではありません。次世代に残す価値ある発展を考えるべきです。
都会に住む私は今でも定期的に雫石に足を向けてます。仕事の関係で世界を渡り歩いた私から見ても雫石の自然は世界に劣ることはありません。
自分の町を愛し、次世代につながる土地の使い方を真剣に考えるべきです。そこには不自然なことをせず、自然に調和できることが発展の鍵となるはずです。
私は雫石町全体をブランド化することで、住民が増えると考えております。ギリシャのある町では住居の壁を白く、屋根を青く塗ることで助成金を出して町全体を画一化して美観を得ることで観光地化させた成功した一例もあります。簡単ではありませんが、住民と町が真剣に見合い将来を考えれば、自然に背を向けず生かすことで雫石の生きる道が生まれると考えます。
将来、雫石に移住したいと思いを馳せる一人としては悲しい結果にならないことを祈ります。

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ほんとに同感です (発行人より)
2009-07-15 17:23:22
コメントありがとうございます。
この誘致工場一帯を私たちは「銀河の森」とよんでいました。見上げれば天の川が天高く流れ、フクロウのおっほーという声が聞こえ、蛍が飛び交う・・春は野生のサクラソウ群落を愛で、夏はホタルや天の川、秋のどんぐり、冬の岩手山の雄姿・・地元が思っている以上に価値あるものなはずでした。
どうしてわざわざ壊すのか、不思議でしょうがありませんでした。
この88.5ヘクタールの銀河の森が、仮に医療介護福祉の拠点として利用されたとしたらどうでしょうか。同じ「利用」でも大きく違ってくると思います。産廃問題のあと、私たちはこれを提言しようとしていましたが、あっというまに町長は議論もなく誘致を内実決定してしまいました。

町長は雇用の確保を工場誘致の御旗にしましたが、たかだか十数名の雇用工場よりも町民にとっても働く場は広がっていたでしょうし、地元農産物も納品でき、派手ではないけれど移住したくなるような町づくりで大きな活性化にもなったでしょうに。
しかし、実に残念ながら、我が町の町長さんにはこのような視点、施策は生まれてきません。
いま、町は健康センターと称して19床の診療所と保健所とを一緒にしたような新しい建物を12億円かけて建設しています。が、仏作っても魂入れることは不可能です。
こういうふうに断定的に言ってしまっては元も子もない言い方ですが、良い医師も逃げて行ってしまいます。
表看板に美辞麗句を並べるよりも、おっしゃるように
「我々の知らない昔から雫石に住む賢人達は雫石の自然を守って次の世代に引き渡したことを忘れるべきではありません。次世代に残す価値ある発展を考えるべきです。」

「雫石ブランドイメージ」土台である自然景観の良さ・大気や水の良さは、失なってから気づいても取り返しがききませんのに。。

誰よりも町長に気づいてほしい、
もしも4年前に産業廃棄物溶融炉がここに建設されていたら、おそらく北海道からの賢者の提言にあったように、小岩井農場も町も大変なことになっていたでしょう。

どうか末永く見守ってください。大きな励ましと受け止めさせていただきました。
ありがとうございました。






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地元の考えは? (chirai)
2009-07-21 00:59:32
何かを行うと必ず作用と反作用があります。それぞれから見た正義があるはずですが、もし一方に公平性に欠け私利私欲が見えたとすれば、継続することは難しくなるでしょう。
それにしてもなぜ町長さんに建設を決意させたのでしょうか?今の時代からすれば、マスコミとしても取り上げ易いなかなか危険な決断だと思います。また、この産業廃棄物処理場の建設について地元の皆様はどうお考えなのでしょうか?
県外の者がもの申すのも余計な話かもしれませんが地元は地元の方々が守らなければ誰も守ってくれないことをお伝えしたいのです。そうやって先人達は美しい雫石を守ってきたはずです。
この工事は既に開始しているのでしょうか?宜しければ詳細をお知らせ下さい。
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地元ほどなかなか気づかない (発行人より)
2009-07-22 11:48:38
2006年に計画中止となった産廃溶融炉は、地元の町民も多くは「危険なもの」「今の社会でどこかには必要だとしても小岩井農場の隣接地では事故など起きたら大変だ」という反応が多かったです。
しかし、「ゴミはだれでも出すべ、それ燃やすとこ作って何悪い?」といった賛成者も多くいました。産廃企業経営者が地元出身で、ふるさとに恩返しするとして表面化した前の年から「あいさつ回り」をしていました。
今回の大型木材工場は、産廃施設が中止になったすぐ4ヵ月後に町長の裁量権だけで誘致を決め、2008年5月から稼動を開始してしまいました。産廃問題と違い、地元の多くが「産廃でさえなければ活性化のためには必要だ、少々のことは我慢したらいがべよ」風の反応が強いのです。
地元は地元の人自身が守らなければ誰も守ってくれない・まことに仰る通りですが、悲しいかな雫石町の美しい風景や自然の素晴らしさに目をとめるのはむしろ町外からの移住者のほうなのが現実です。
このような“運動”なぞ、経験したことがない私などではなく、地元の“有力者”が矢面に立って町の素晴らしさを守り育てることをやって下さることを望んでいましたが、知る限りではどなたも名前を出すことさえ憚るような状態でした。役場職員も陰で批判しても表立っては言えません。人事権を気にしているのです。
私は、雫石が好きで18年前に移住して来ましたが、「町長になんでも反対だ」とか「反対の為の反対」とか「よそから来て余計なこといわねでけろ」と何万回言われたかわかりません。
詳細につきましては、恐縮ですが、このブログの過去記事を追ってみていただけると幸いです。
田舎町では日本中にみられる現象かもしれません。今の国政とおなじく、にっちもさっちもいかない状況になってみて初めて気づくとしたら、とても悲しいことです。
会社もクラブ活動も学校も町づくりも『リーダーの人次第』の部分が大きいことを感じます。

もうひとつ、
町長、役場職員、町議会議員、町民の皆さん…が、もしもこの地に環境対策費用よりも企業収益優先のあの産廃施設が建設されていたら、いまごろはどうなっていたか、ここを忘れないで頂きたいものだと思っています。
いま抱えている誘致工場は、一帯経営の第3セクターに国と県税から14億円以上もの補助金が投入されていて、その「おかげ」で有限会社の誘致工場も成り立っていると言っても過言ではないのですが、環境対策については時代遅れの企業倫理姿勢です。
なぜに、こういった環境に大きな負荷がかかるものをこの地域にもってきたがっているのか。
産廃施設計画が浮上した背景に遡りながら、記録していきたいと思っています。
88.5ヘクタールの銀河の森のうち、13ヘクタールが大規模開発行為として許可を受け、景観形成区域であるにもかかわらず、影響なしとして町長が承認書を付与したのか、
マスコミは産廃では騒いだのに、産廃よりも法律の網の目がゆるく町民の目もだましやすい工場誘致問題では、目を閉じたままです。

賢治さんはなんていうかなあ・・・と思います。
また貴重なコメントをお待ちしております。
有り難うございました。
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