ちぐはぐだらけの「立地協定」調印式 12月20日強行!
12月16日、生息データが不十分なまま希少植物の移植 強行!
協定当日、「緊急抗議と要請文」を中屋敷町長へ提出しました。
昨日午前11時から行われた「立地協定調印式」日報記事
↓
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m12/d21/NippoNews_2.html
記者会見の模様が写真入で掲載。
ホルムアルデヒドを含まないイソシアネート系接着剤に変更してLVL工場ではなく集成材工場として当面はスタートすると変更になったことについて、
取材記者からは当然次のような質問が出たそうです。
○変更後の事業計画が出ていないのか
○(計画変更)なぜそうなるのか
○なぜ「当面」なのか
これに対して町は、
○燃料予定の接着剤付着端材の接着剤が、溶けないもので廃プラに相当するかもしれないから、できれば燃やさないでほしいという県からの指導があり、ホルムアルデヒドを含まないものということで集成材工場となった。
○いまのところは燃やしてもいいんだけれども、国の判断が明確にされるまではそうするべきだということになった。云々・・
■昨日の町長面会の際にも、当会から明確に指摘しましたが、当会の「反対運動」とこれまで「配慮」の根拠を、CS家族が付近に住んでいるから、とだけ限定して町側がPRしているのは大きな問題です。
CS家族だけの問題ではなく、景観を含めた生活と自然環境全体の立地条件のことが、すっぽり抜け落ちています。あえて、昨年のアセス要判定のことにはふれないようにしています。
昨日の面会で、このことを指摘したときの町長の苦い表情が、CS家族のことだけが問題であるかのようにPRしているか、を表しているように感じました。
●移植~森林伐採が年明けに始まる見込み・・・これが当面の問題です。
●まず建ててしまう。あとのことはそれから考える(問題が出てこなければ
当初予定のLVLにしていきたい?)
・・・・取材記者でなくとも、なぜ?の疑問は当然で順序が逆ではないでしょうか。
・・・・計画変更の具体的な内容を明示した上で環境調査も実施して立地協定が
なされるべきです。
・・・・そうなると、川井林業はこの地での事業を撤退せざるを得なくなる。
・・・・しかし、町長の大前提に「来てほしい」がある以上は如何ともしがたい、
のでしょう。
いよいよもって、町長がマニフェストに掲げている「自然との共生」「住民との共治」「説明責任」の真価が問われています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
緊急抗議並びに要請
今般、川井林業木材加工工場計画地内に生息生育する希少野生動植物について、十分なデータ調査も為されないまま、12月16日に移植作業が行われたことに対して、強く抗議する。
雫石町は、自然との共生を町の施策の第一に掲げている町であるにかかわらず、県の勧告が一部の植物移植で済まされることは許されるものではなく、雫石町長として事業者に対して十分な保全対策の指導や要請を行わなかったことと同義であり、甚だ遺憾である。
また、希少植物だけでなく希少野生動物についても十分な調査を実施しないまま工場計画地の町有林7ヘクタールの伐採を町が行う予定であることは、自然破壊を自ら行うことである。
雫石町は森林伐採を一旦凍結し、雫石町民岩手県民のみならず、国民の貴重な財産であるレッドデータブック記載の動植物の保全と生活環境および景観を適切に保全するために、岩手県環境影響評価条例第38条に照らして、「準用事業」として環境アセスメントを行うよう川井林業に対して求めることを、ここに改めて強く要請する。
雫石町長 中屋敷 十 殿 2006年12月20日
イーハトーブ雫石を守る会
12月16日、生息データが不十分なまま希少植物の移植 強行!
協定当日、「緊急抗議と要請文」を中屋敷町長へ提出しました。
昨日午前11時から行われた「立地協定調印式」日報記事
↓
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m12/d21/NippoNews_2.html
記者会見の模様が写真入で掲載。
ホルムアルデヒドを含まないイソシアネート系接着剤に変更してLVL工場ではなく集成材工場として当面はスタートすると変更になったことについて、
取材記者からは当然次のような質問が出たそうです。
○変更後の事業計画が出ていないのか
○(計画変更)なぜそうなるのか
○なぜ「当面」なのか
これに対して町は、
○燃料予定の接着剤付着端材の接着剤が、溶けないもので廃プラに相当するかもしれないから、できれば燃やさないでほしいという県からの指導があり、ホルムアルデヒドを含まないものということで集成材工場となった。
○いまのところは燃やしてもいいんだけれども、国の判断が明確にされるまではそうするべきだということになった。云々・・
■昨日の町長面会の際にも、当会から明確に指摘しましたが、当会の「反対運動」とこれまで「配慮」の根拠を、CS家族が付近に住んでいるから、とだけ限定して町側がPRしているのは大きな問題です。
CS家族だけの問題ではなく、景観を含めた生活と自然環境全体の立地条件のことが、すっぽり抜け落ちています。あえて、昨年のアセス要判定のことにはふれないようにしています。
昨日の面会で、このことを指摘したときの町長の苦い表情が、CS家族のことだけが問題であるかのようにPRしているか、を表しているように感じました。
●移植~森林伐採が年明けに始まる見込み・・・これが当面の問題です。
●まず建ててしまう。あとのことはそれから考える(問題が出てこなければ
当初予定のLVLにしていきたい?)
・・・・取材記者でなくとも、なぜ?の疑問は当然で順序が逆ではないでしょうか。
・・・・計画変更の具体的な内容を明示した上で環境調査も実施して立地協定が
なされるべきです。
・・・・そうなると、川井林業はこの地での事業を撤退せざるを得なくなる。
・・・・しかし、町長の大前提に「来てほしい」がある以上は如何ともしがたい、
のでしょう。
いよいよもって、町長がマニフェストに掲げている「自然との共生」「住民との共治」「説明責任」の真価が問われています。
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緊急抗議並びに要請
今般、川井林業木材加工工場計画地内に生息生育する希少野生動植物について、十分なデータ調査も為されないまま、12月16日に移植作業が行われたことに対して、強く抗議する。
雫石町は、自然との共生を町の施策の第一に掲げている町であるにかかわらず、県の勧告が一部の植物移植で済まされることは許されるものではなく、雫石町長として事業者に対して十分な保全対策の指導や要請を行わなかったことと同義であり、甚だ遺憾である。
また、希少植物だけでなく希少野生動物についても十分な調査を実施しないまま工場計画地の町有林7ヘクタールの伐採を町が行う予定であることは、自然破壊を自ら行うことである。
雫石町は森林伐採を一旦凍結し、雫石町民岩手県民のみならず、国民の貴重な財産であるレッドデータブック記載の動植物の保全と生活環境および景観を適切に保全するために、岩手県環境影響評価条例第38条に照らして、「準用事業」として環境アセスメントを行うよう川井林業に対して求めることを、ここに改めて強く要請する。
雫石町長 中屋敷 十 殿 2006年12月20日
イーハトーブ雫石を守る会
10月3日の住民説明会がやらせ賛成意見があったとか、「時間ぽっきりに質問を打ち切るようなやり方をしてしまうから怒号が飛び交うのだ」といったご指摘をほかの町民の方から受けました。(怒号は私♪)
工業団地のようにそのために開発された地域にそのルールにのっとって誘致が進められるような場合でもどんな優良企業にせよ、一定の道順というものがあるはずですよね。ましてや昨年の産廃問題の署名で「心癒される利活用を」と1万3千有余の署名をとどけ、町が「環境保全等地域」として町民の税金で購入した公有地なわけです。
そこに環境負荷がある工場を誘致しようとしたなら、環境影響の十分な調査を行ったり、厳しい環境対策を望むのは本当なら町長自身の仕事のはず。
ところが!??
ここのところが問題の根っこです。
町長は町民のためにあるはず。業者や県の代弁者であってはなりませんね。
マニフェストは守ってほしいものです。