時の経つのは早いもので、今年も残すところあと
ひと月となった。
昨日は友人に、何処かの寺院の夜間拝観に行って、
その後初めてのところでご飯たべようよ。
と、誘われて夕方から外出した。
彼女の目的はきっと、夜間拝観でも、ライトアップでも、
紅葉狩りでも無く、「初めての店」だ。
行ったことないとこ…へ行きたいんだな。。。
って事がメールの文面から読み取れる。
案の定、夜間拝観は並ぶのヤダから、適当に散歩してご飯行こ。
と言われた。
まだまだ紅葉が盛りの週末、師走の慌ただしさも相まって
街はとても賑やかだった。
南座では「吉例顔見世公演」真っ最中だ。
劇場の正面にまねきが掲げられると、年の瀬の近い事を実感する。
今年の目玉は、猿之助と中車だが、四条大橋を渡ろうとした時の、
その真後ろで、「今年は海老蔵も勘九郎も出ぇへんしなぁ…」
「面白無いなぁ」「ホンマやなぁ」というご婦人の話し声、
やっぱ海老蔵は人気なんだ…
でも、愛之助は南座だよ、3年前海老蔵の穴を埋めたのは愛之助だ。
歌舞伎好きの友達が、「良かった、良かった、愛之助はすごい!」
と褒めちぎっていたのを覚えている。
祇園の八坂神社までブラブラ歩いて引き返し、
予約した鶏料理の店へ直行。
2軒目ではカウンターだけのショットバーでナッツとオリーブを
おつまみに黒ビールを飲み、分かれた。
帰り道、近所にあるいつもの店に寄って行こうかな…と思ったが、
又の機会にしようと思い直し、静かに帰宅した。