日々是好日

楽しみあるところに楽しみ 楽しみなきところに楽しむ

春の味覚

2012年04月14日 | おばんざい
昨日からの雨で、まだ花見にも行って無いのに早くも桜は散り始め、
家の前の道路にも、花びらが舞っている。

今年は寒い日が多かっが、ようやくスーパーの店頭にもたけのこが
並ぶようになった。でも、まだちょっと小ぶりで値段も高め。。。

京都洛西、塚原産の朝掘りたけのこは、ちょっと高すぎて手も足も出ない。
京都府産なら塚原産のおよそ半分、他府県産になると、京都府産の
2/3くらいの値段になる。



ちょっとだけ見栄を張って、京都府産のを買い、早速ゆがいて
「わかたけ」(ワカメとたけのこの炊いたん)を作った。
小ぶりだけど、軟らかくて良い香りがする。

買って来た筍は、皮が付いたまま米ぬかとタカノツメを入れたお湯で
20分ほどゆがく(時間は筍の大きさによって加減する)

昆布は贅沢に使って水から出汁をとる。
鰹節は煮立ったら入れて直ぐに火を止め、ペーパータオルで漉し、
みりんと淡口醤油(1:1)で味を付けて煮る。

ワカメは食卓に出す直前に入れる(ワカメは早くから入れると、
直ぐに煮くずれてしまう。煮くずれても、それはそれで美味しいが、
見た目重視の場合はやはり食べる直前がモアベターだ)



大原で買った菜の花は、からし和えに。
花の先っぽの軟らかいところだけを摘み取った菜の花だ。

ゆがいた菜の花の水気を良く絞り、
辛子醤油に昆布とかつおの出し汁を少しだけ加えて和える。

昔から「春には苦味を盛れ」と言われるように、
春の旬の食材には、苦味を感じるものが多い。

この苦味成分には、細胞の新陳代謝を活発にして、
冬から春の身体へと、目覚めさせる効果があると言う。



おまけ
昆布とかつおの出し汁が余ったので、
買い置きの千切り大根と、おあげさんを炊いた。