日々是わんこ

ミニチュア・ダックスとアイリッシュ・セター、毎日がお犬様中心の夫と私。ドタバタの日々を告白します。

星になったチャーリー

2006-03-30 07:06:05 | ETC
我家と同じ分譲地内にアイリッシュを2頭とゴールデンを1頭飼っていらっしゃる方がいます。
お散歩タイムが我家とは違うようで、たまにしかお目にかかれないのですが、アイリッシュのお名前はチャーリー君、ハーシーちゃんでどちらもご高齢。
12、13歳くらい。
でも、足取りもしっかりしていました。
チャーリー君には1度お山でアトムと遊んでもらったこともありました。

つい先日久しぶりにお目にかかることが出来ました。
でも、アイリッシュ1頭とゴールデンだったので「今日は1頭はお留守番?」と伺うと「去年の暮れに亡くなった」のだとか。
チャーリー君が死んでしまっていたの。何てことでしょう。

特に病気だったわけではなく、そういう「お年」で亡くなったようです。
残されたハーシーちゃんも13歳。お顔は真っ白で、目も少ーし白内障みたい。

飼い主さんはアトムのことを「可愛い」と言って沢山撫でてくれました。
「毛並みが本当にきれいねぇ」と何度も撫でてくれました。
その言葉の中に、ハーシーちゃんも遠くない将来に亡くなってしまうという淋しさや白髪になり衰えた愛犬の昔を偲んでおられるように感じられて悲しくなってしまいました。

沢山撫でてもらって「可愛い」って言ってもらってアトムは嬉しかったのでしょう。お礼のペロをお返ししていました。

チャーリーは幸せだったと思います。
大型犬で13歳は長生きな方でしょう。
それでも淋しさは募るものだし、心の中でハーシーちゃんとの別れを予測してしまう飼い主さんの気持ちを考えると他人事ではありません。

夫がアトムを購入してくる前、2匹目の話をしている時に私は夫に言いました。
「歳が近いと死ぬ時も近いだろうから、もう少し時間がたってから2匹目を飼おう」って。だって間を置かずに2匹に死なれたら立ち直れない。
なのにはなとアトムは1歳違い。少し夫を恨んでいます。なにしろアトム購入の張本人ですから。

ハーシーちゃんとゴルちゃんを連れて去っていく後姿に、ずーっと前、まだアトムがパピーだった頃に飼い主さんが仰っていた言葉を思い出しました。
「あと10歳若かったら、もう一度アイリッシュ(子犬)が飼いたい」そう仰っていたのです。

チャーリー君を亡くした悲しみの他に、ハーシーちゃんも…という思いと、ご自分の年齢を考え「犬を飼う」こと自体も困難になるんだという思いも含まれているのかなぁと想像して切ない気持ちでいっぱいになりました。