星になったエリー

今日、母から電話が来ました。
「宅配便を送ったわよ。明日の午前中に届くから」
蕗の薹や夫に編んでくれたベストが入っているのだそうです。

はなの避妊手術のこと。アトムが傷を舐めないでいること。
ちょっと咽喉が痛いことなど、一通りの世間話をしてから、
「エリーはどうしてるの？」と何の気なしに聞いたときです。
思いも寄らない言葉を聞きました。

「死んじゃったの」

犬小屋は外にあります。エリーは外犬として実家で生活していました。
ある夜オス犬が来たそうで、避妊手術がまだだったエリーは夕方になると植木小屋に入れ、ご飯を食べさせ、眠る前にはチッチをさせるために一度外に出してあげ、そうしてまた植木小屋で眠らせていたのだそうです。

その日は知人宅で葬儀があり、夜まで父も母も外出。
帰宅して、エリーにご飯を食べさせ、いつものようにチッチのために外に出してあげようと父が植木小屋へ行くと亡くなっていたのだそうです。

かわいそうなエリー。
せっかく命拾いしたというのに…。

原因は判りません。
私はただ「エリーって呼んでる？」って聞きたかっただけだったのに。
母に聞くと「お父さんはメリーって言ってたわよ」ですって。
父はすっかり耳が遠くなってしまって、『エリー』が『メリー』に聞こえたようです。

我家で引き取ったことを、このブログで皆さんに喜んでいただいたのに残念です。
こんな結果になってしまって、申し訳ありません。
今は天国で実家での歴代犬達と仲良く遊んでいるでしょう。

姫様はアンニュイ

なーんだか元気の無いはな。
あまり動きたくない様子。
性格が変わっちゃったのかしら？と甘々ママは心配です。

今日は気分転換させようと、抱っこして外に出ました。
歩いて２，３分の近所の公園まで、はなに話しかけながら歩きました。
公園ではベンチに腰掛け、そこでも話をしました。

「はなちゃん、お外は気持ちいいですねぇ。ほら、お花が咲いてるよ。」
「いろんな匂いがするねぇ。はなの大好きなボール、ケリケリして遊びたいね」
こんな感じ。はなも久々に外の空気を吸って、風に当たって気が晴れてくれたら良いんだけど。

今までみたいに寝る前に遊ぶかなぁ？って思い、２階の廊下で抱っこしていたはなを下ろすと、パタパタパタとボールが置いてある部屋に駆け込んでいきました。
今までのアンニュイな態度はなんだったんでしょう。
早くボール頂戴！と「ワン、ワン」なんて吠えてます。
転がるボールを追いかけて走っているはなを見て、嬉しくなりました。
よかったぁ。元気あるんだぁ。

不吉なことをいっぱい考えていた私。
突然の悪い出来事には耐えられそうにないと、こうして前もってネガティブな想像を思いつく限りするのは私だけでしょうか？
想像の中では、傷口はきれいなのに、お腹の中が腐ってる！なんてことまで考えていました。だって、それくらい元気が無いんだもの、はなったら。

まだ１００％の元気じゃないですけど、今日から社会復帰（？）に向けてお散歩にも連れ出そうと思っている私なんです。