メディアを注視していて、ときにその内容をメールで送っていただいているが、そのなかに、静岡県知事選について、NHKは、朝のニュースの6時台、6時30分台ニュースでは伝えたが、7時のニュースではまったくとりあげなかった、という。
この県知事選は、SUZUKI康友浜松市政を批判してきた私にとっては、決して与野党対決ではなく、与党と野党の名を騙った与党との対決で、そのなかみは、SUZUKIのトップ鈴木修の地方政治への容喙を認容するかどうかの選挙であった。SUZUKI康友は決して野党候補ではないことは、前回のSUZUKI康友の市長選に、菅義偉が選挙応援に来ていたことで示されている。
とはいえ、自民党が推薦した候補が落選したことは事実であって、この事実は自民党・公明党政権にとってはあまり知られたくないことであろう。これが全国に波及していけば、彼らの政権は危機状態になる。NHKは政権の意向を十二分に意識して、報じなかったのだろう。NHKの政治的立場は、いよいよ明確である。
私はテレビを見ない。テレビを見ている人からは、NHKのニュースは問題だけど、良い番組がある、という。では、良い番組と悪い番組の割合はどの程度なのだろう。すべてのテレビは、今や政権の広報機関と化している。見る価値はないと、私は断じている。
いずれにしても、NHKの政権の広報機関化は顕著である。