ゴルフを語ろう-芝よ、木々よ、風よ

 
ゴルフ初心者サークル、横浜ビギナーズの管理人がつづる

ゴルフなエッセー

サロンパスカップ-福嶋晃子が優勝

2008年05月13日 | ゴルフ

こんなこともあるのですね。ゴルフは最後には気力でしょうか。
サロンパスカップ最終日、土壇場で韓国の賞金女王申ジエに追いつかれた福嶋が、1時間以上に及ぶプレーオフの末優勝しました。絶対に勝ちたい、メジャーに昇格した大会の初代チャンピオンになりたいという福嶋の執念には、鬼気迫るものがあったように思います。

17番で追いつかれた後の最終18番パー3。福嶋はこのホールで初日はダブルボギー、2日目と3日目はともにボギーと、それまで一度もパーを取れなかった最難関ホールです。一方の申はチップインバーディー、ボギー、パーと圧倒していました。このホールを何とかパーで切り抜けてプレーオフへ。

プレーオフの舞台はまさにその18番、死闘が始まりました。安定したショットでグリーンを捉える申に対して、4ホール目まで3度もグリーンをはずしながら必死にパーパットを沈めていく福嶋。そしてついに5ホール目、根負けしたのでしょうか、申が1メートルのボギーパットを外して決着がつきました。

それにしても・・・
3日間1度もパーを取れなかったホールで、その後5回連続してパーを取るなど、気力というか執念と言うか、神がかり的な感があります。しかもそのうち3回はグリーンを外してのパーセーブ。4メートルのパットを沈めるなど綱渡りの連続でした。その間、福嶋は「お願いだから勝たせて」と何度も念じたそうです。

余談ですが、申はこの日に限っては負けて良かったような気がします。日本のファンは、私を含めてほとんどが福嶋を応援していたでしょう。もしそのまま優勝していたら、日本での人気はなくなるというか、悪役になっていたのではないでしょうか。試合内容は、少なくともプレーオフに関しては申が勝っていました。彼女が勝つ機会はこれからも沢山あるように思います。

もしかして5ホール目、必死の形相の福嶋を見て申自身もふと「そろそろ矛先を納めてもいいかも」と思ったかも知れません。

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