HALクリニックの診察室から

Human Active Life…新潟で心臓血管外科のクリニックを開設した医師のひとりごと

メッセージはもっと明確なイメージが持てるように!

2021-04-11 20:46:14 | 健康
 連日のように、診察が終わった後に「新型コロナウイルス ワクチンの副反応は?」と
質問されています。
多くの人は、インフルエンザワクチンと同じくらいかと思っていますが…

最近は、TVでもワクチンの副反応についての政府のCMが流れています。
さらに河野大臣のメッセージもYouTubeで見ることができます。


新型コロナワクチン接種推進担当 河野大臣からのワクチンの副反応についてのメッセージ



いずれも、不安を煽らないために副反応がごく軽いような印象を与えています。
だから、一般の人は副反応はたいしたことないと思ってしまっているようです。


当院では、ファーザーのワクチンの添付文書を使って説明しています。
さらに、厚労省がまとめている日本のコロナワクチン 接種後の副反応の
報告も利用しようと思っています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_kenkoujoukyoutyousa.html




 説明としては、「接種後しばらくして痛みはほぼ全員に起こる」
「風邪やインフルエンザのような副反応が起こることが多いので、
あらかじめ解熱鎮痛剤を用意しておいて、接種の翌日〜数日は
無理な予定は立てずに休めるように計画していた方がよい。

もちろん、副反応が起こらないラッキーなこともあるが。」
さらに「強力なワクチンなので副反応も強いけれど、
コロナウイルス と戦うために必要!」
とお話しすれば、
そのつもりで接種を受けるという声が返ってきます。


政府としては安全性を強調したいのでしょうが、痛みや熱などが
あったときには、それが自然な免疫反応の現れだと理解して
いただかないと、他のワクチンの時のように「痛い!晴れた!」
「熱が出た!」などの電話が増えて対応が大変そうになりそうです 
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