ときどき患者さんに質問されます…
「下の血圧(拡張期血圧)が高いと悪いんですか?」
これはいろいろな要素があるので答えるのが難しいのですが…

年齢とともに「上の血圧(収縮期血圧)」が直線的に上がりますが、
「下の血圧(拡張期血圧)」は最初は「上の血圧(収縮期血圧)」とともに
上昇しますが、高齢になると下がってきます
だから、下の血圧(拡張期血圧)が高いと悪いとはいえないのです。
「上の血圧(収縮期血圧)」と「下の血圧(拡張期血圧)」の差を
「脈圧」と言います。
高齢者では「上の血圧(収縮期血圧)」が高いのですが
「脈圧」が大きくなるため、「下の血圧(拡張期血圧)」が下がります。
「脈圧」が大きくなる原因としては、「血管が硬い(動脈硬化)」か
「大動脈弁閉鎖不全症」があります。
後者のような弁膜症はそれほど多くないので、「脈圧」が大きい原因は
一般的には「血管が硬い(動脈硬化)」ということになります。
だから、「下の血圧(拡張期血圧)」だけをみるのではなく、「上の血圧(収縮期血圧)」
や「脈圧」をみないと判断できません。
高血圧が気になる方は、まずは血圧を測って「上の血圧(収縮期血圧)」が
高いかどうかをまずは重点的にチェックしてみてください
「上の血圧(収縮期血圧)」が高くて「脈圧」が大きい場合は、
動脈硬化が大きいと考える必要があります
「下の血圧(拡張期血圧)が高いと悪いんですか?」
これはいろいろな要素があるので答えるのが難しいのですが…

年齢とともに「上の血圧(収縮期血圧)」が直線的に上がりますが、
「下の血圧(拡張期血圧)」は最初は「上の血圧(収縮期血圧)」とともに
上昇しますが、高齢になると下がってきます

だから、下の血圧(拡張期血圧)が高いと悪いとはいえないのです。
「上の血圧(収縮期血圧)」と「下の血圧(拡張期血圧)」の差を
「脈圧」と言います。
高齢者では「上の血圧(収縮期血圧)」が高いのですが
「脈圧」が大きくなるため、「下の血圧(拡張期血圧)」が下がります。
「脈圧」が大きくなる原因としては、「血管が硬い(動脈硬化)」か
「大動脈弁閉鎖不全症」があります。
後者のような弁膜症はそれほど多くないので、「脈圧」が大きい原因は
一般的には「血管が硬い(動脈硬化)」ということになります。
だから、「下の血圧(拡張期血圧)」だけをみるのではなく、「上の血圧(収縮期血圧)」
や「脈圧」をみないと判断できません。
高血圧が気になる方は、まずは血圧を測って「上の血圧(収縮期血圧)」が
高いかどうかをまずは重点的にチェックしてみてください

「上の血圧(収縮期血圧)」が高くて「脈圧」が大きい場合は、
動脈硬化が大きいと考える必要があります
