hakuunの未来ノート

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「戦う自分」をつくる13の成功戦略 その8 イチロー選手の夢

2012-09-18 | 人生観
ジョン・C・マクスウェル著:渡邉美樹監訳:『「戦う自分」をつくる13の成功戦略』より

成功戦略6「練習」を怠らない
・・・「自己最高記録」は「プラスα」から生まれる!

例のごとく、心を引きつけられた言葉を引用する。


●どんな天才も練習が必要

『成功する人は、常に練習を怠らない。
あなたも人並み以上の成功を収めようと思うなら、人より「ちょっとだけ余分に」練習することだ。「やるべきこと」をすべてやった上で、さらに「プラスα」の努力ができる人が成功をつかむ』

『どんな天才も、本領を発揮できるようになるまでには、気の遠くなるような練習を積み重ねているのだ』


●イチロー選手の夢

イチロー選手の小学校の6年の時に作文を引用する。

http://d.hatena.ne.jp/TERRAZI/20060323/p1


『僕の夢は、一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学、高校と全国大会に出て、活躍しなければなりません。
活躍できるようになるためには、練習が必要です。 僕は3才の時から練習を始めています。
3才から7才までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日は激しい練習をやっています。
だから、1週間中で友達と遊べる時間は、5~6時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。
そして、中学、高校と活躍して、高校を卒業してからプロに入団するつもりです。
そして、その球団は、中日ドラゴンズか西武ライオンズです。ドラフト入団で、契約金は1億円以上が目標です。僕が自信のあるのは、投手か打撃です。 
去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。
そして、ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会NO1選手と確信でき、打撃では、県大会4試合のうち、ホームラン3本を打ちました。
そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。このように、自分でも納得のいく成績でした。
そして、僕たちは、1年間負け知らずで野球ができました。
だから、この調子でこれからも頑張ります。 そして、僕が一流の選手なって試合に出られるようになったら、 お世話になった人に招待券を配って、応援してもらうのも夢の一つです。とにかく、一番大きな夢は、プロ野球の選手になることです』


小学校6年生のイチロー選手。
素晴らしい考え方である。
まずは、
『一番大きな夢は、プロ野球の選手になること』
と夢が明確である。
具体的な目標として、
『高校を卒業してからプロに入団するつもり』
『その球団は、中日ドラゴンズか西武ライオンズ』
『契約金は1億円以上が目標』
と言い切っている。

また、
『お世話になった人に招待券を配って、応援してもらうのも夢の一つです』
このように、感謝の気持ちをはっきり言えることは、イチロー選手のご両親の指導の賜物と思う。

一方で、現状分析もすばらしい。
『ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会NO1選手と確信でき』
『打撃では、県大会4試合のうち、ホームラン3本を打ちました。そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。このように、自分でも納得のいく成績でした。』
と、データに基づき、自分を評価している。

さらに、そのためには練習が必要であると説いている。
『活躍できるようになるためには、練習が必要です。 僕は3才の時から練習を始めています。
3才から7才までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日は激しい練習をやっています。』

また、その練習を徹底するためには、自己犠牲も自覚していることが、とても小学生とは思えない。
『だから、1週間中で友達と遊べる時間は、5~6時間です。』

世の中で成功するには、イチロー選手のように、「才能をいかんなく発揮したい」という意思を持ち、練習に練習を重ねることが必要であり、初めて才能が世に認められるのだと思う。
才能を発揮する環境を整えるには「準備」が必要。
さらに才能に磨きをかけるには、一にも二にも「練習」を行う必要がある。

イチロー選手の大リーグでの活躍を考えると、「なるほど」と思うとともに、
「練習」の重要性について再認識した次第である。