hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

「戦う自分」をつくる13の成功戦略 その3 信念でチャンスをつかめ

2012-09-07 | 人生観
ジョン・C・マクスウェル著:渡邉美樹監訳:「戦う自分」をつくる13の成功戦略

成功戦略01 「信念を持つ」
「決意があるかどうか」これが決め手である。

この表題が、成功するための秘訣をすべてあわらしている。
この本は、わかりやすい文章で、かつ心に響くフレーズが非常に多い。
そこで、私が感動した言葉を、引用したい。
『 』が引用部分である。

『自分に自信がないために、可能性の扉を閉ざしている人は多い。
自分を信じられない人は、たいてい自分の限界を低く設定している。
逆に、自分の能力に自信があれば、内に秘めた底力を発揮し、応援され、助けの手を借りて、より高いレベルに到達できる』

『どんな才能の持ち主も、自分を信じられなければ、最高のレベルに到達できない。「最高の自分」になりたければ、「最高の自分になれる」と確信することだ』

まずは、自分で自分を信じることだろう。
自分が信じられないのに、他人が信じてくれるはずがない。
自分を信じて、努力することである。結果が出ればそれに対して他人が評価してくれる。
たとえ結果が出なくとも、日々い努力している姿を評価してくれる人はたくさんいる。


●自分の可能性を信じる

『可能性とは、「自分の最高の姿」とイコールである』

『能力を存分に発揮できるかどうかは、本人の意気込みにかかっている。他人がどう考えようと関係ない。その人の出自や、それまで信じてきた自分の限界すら関係ない。内に秘めた能力を引き出せるか否かがすべてなのだ』

『自分の能力を開花させるには、まず自分の可能性を信じ、人並み以上の成果を上げる決意をすることが不可欠だ』

可能性とは、「自分の最高の姿」である。
カッコイイ言葉である。
私は、東京国際フォーラムの大ホールで、満員の聴衆の前で講演している姿を夢見ている。
最近では、厳島神社の舞台で講演している姿を想像し、喜んでいる。
将来は、もっと大きな夢に変わるかもしれないが、この2つの講演は、今考えている「自分の最高の姿」である。
可能性があると、考えれば実現するであろう。
まずは、自分の可能性を信じ、決意をし、努力するだけだ。


●自分の「能力」に自信を持つ

ジャック・ニクラウスと並ぶ往年のゴルフプレーヤー、アーノルド・パーマーの言葉をこの本では引用している。

負けたと思った時点で、負けが決まる
挑戦できないと思った時点で、挑戦は終わる
勝ちたいけれど勝てないと思った時点で、勝負がつく
人生という戦いに勝ち抜くには
強く、速い者とは限らない
最後に勝ち残るのは
勝つという自信を持った者だ

さすが勝負師の言葉である。
人生という勝負、勝つか負けるかは、心の持ち方一つで決まる。
「負けだ」、「できない」、と思った時点で、敗北である。
「俺はできる」、「可能性がある」、「日本一になる」、と思えば勇気が湧いてくる。
さらに、これだけの努力をしているのだから、「きっとできる」、と考えれば、自信につながる。
要は気持ちの持ち方一つで、人生が大きく左右するといっても過言ではない。

『自分の能力に自信を持つ人だけが、能力を存分に発揮できるのだ』


●自分の「使命」に自信を持つ

『自分を最高レベルに高めるためには、自分の「使命」に自信を持つこと。そうすれば勇気が湧いてくる』

『どんなに苦しい状況でも、あきらめずに前進できる人がいるのはなぜか。それは、自分の「使命」に自信があるからだ』

『使命とは、自分以外の人と関わりのあるテーマであるべきだ。誰かのために生きてこそ、人生に価値がある』

マズローの5段階欲求説では、最高位にあるのが「自己実現の欲求」である。
しかしながら、自己実現を達成した成功者たちは、次に何をやるだろうか?
例えば、アメリカなどで若くして起業家として成功した人々は、行き着くところが「ボランティア」と聞いたことがある。
他人に奉仕すること、これが人間の最大欲求であろう。
他人に奉仕することもよいが、まずは一番身近な人に奉仕することが大切だと考える。
それは、「親孝行」である。
年老いた親に対して、精神的ケアをすることが大切である。
住宅問題などで、様々な障害があると思うが、どうすれば親孝行をすることができるか、考える必要がある。
自分が、苦労して、親孝行をすれば、その姿を子供が見ている。
そうすれば、子供の心にも「奉仕の心」が芽生えて、人間形成に必ず役立つはずだ。


●障害を小さくするのではなく、自分を大きくして乗り越える

『自分の信念に基づき、人生で何かを成し遂げたいと思ったら、失望を恐れないこと。夢を追いかける道程では、きっと失敗もするだろうし、間違いも犯すだろう。だが、成功したければ、信念の命ずるままに持てる力を最大限に活用し、頑張り続けるしかない』

『困難を乗り越える唯一の方法は、「自分には必ず乗り越えられる」と信じることだ。障害を小さくして乗り越えるのではない。自分を大きくして乗り越えるのだ』


●信念で、そのチャンスをつかめ

『よい結果を得たければ、それにふさわしい行動をとることだ。ふさわしい行動をとるには、前向きな期待を持つこと。そして、前向きな期待を持つには、信念を持つことだ。つまり、すべては信念から始まるのだ』

『自分の人生を思い通りに生きてほしい。自分の理想の姿を思い浮かべ、「できること」はすべてやり遂げなければならないのだ』

誰にでもチャンスがくる。そのチャンスを掴むことができる人もあれば、掴めない人もいる。その違いは、事前準備をしているか、どうかの差である。
事前準備をしていれば、そのチャンスを掴むことができる。
さらに、事前準備をするには、自分の夢を描き、それに向かって努力しなければならない。
そのためには、「絶対に、夢を叶える」という強い信念が必要であることは言うまでもない。

ということは、「絶対にできるという信念」の強さで、人生が左右されるということである。



このように考えると、「信念」の重要さを再認識する次第である。


続く。