hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

「戦う自分」をつくる13の成功戦略 その4 「情熱」を燃やす

2012-09-10 | 人生観
ジョン・C・マクスウェル著:渡邉美樹監訳:「戦う自分」をつくる13の成功戦略

成功戦略2「情熱」を燃やす
“ほどほどの人”が得意分野で大化けする!

例のごとく、心を引きつけられた言葉を引用する。


『情熱は、ある意味、綿密な計画より重要で、やる気に火をつけ、燃え上がらせる燃料だ』

『情熱さえあれば、失敗しても構わない。何度転んでも関係ない。「そんなのは無理」と言われても、いくら非難されても、気にもとめない。
情熱が燃え上がっている人は、ガムシャラに突っ走って、あらん限りの能力を発揮するだけだ』


●「やりたいこと」を仕事にしている人々

『情熱があると、人生すべてが生き生きとした活力に満ちてくる。もちろん才能はますます開発され、得意分野で精力的に活躍するエネルギーが滾々と湧いてくる』
『すぐれた能力に恵まれながら消極的な人より、ほどほどの能力ながら情熱的に打ち込む人のほうが成功する確率は圧倒的に高い』
『情熱的な人は、エネルギーがつきることなくあふれ出し、目標や夢を絶対にあきらめないからだ』

『「好きこそ、ものの上手なれ」とはよく言ったもので、見返りがなくても熱中できることを見つけて一生懸命に努力すれば、喜んでお金を払ってくれる人が必ず出てくるものだ』


●“情熱の炎”を燃えたぎらせる5つの心がまえ

『魂に情熱という火が灯れば、不可能は消滅する』

『世界史上に残る偉業は、すべて情熱の勝利だ』


●「心底やりたいこと」を追いかける

『まずは、「自分の好きなこと」に専念すること。もしくは、自分のやっていることを好きになること。
なぜなら、「好きなこと」をやっているとき、人は自然とその世界に没入し、ひたむきに努力できるからだ。だから、自然にいい成果も上げられる』

『偉業を成し遂げる唯一の道は、心の底から欲することなのだ』


●自分の欲望を正々堂々と肯定する

『誰でも情熱を心に秘めているが、自分が何に情熱を燃やすことができるのか、発見するための手間をかける人は非常に少ない』

私は、中小企業診断士に合格してから、自分探しの旅が始まった。
長い長い堂々巡りの旅であった。
建設業界に留まるべきか、いや他の分野で頑張るか。
診断士の資格を生かして、コンサル業務をやるか。
さまざま考え、心が揺れ動いていた。
その長い旅もやっとゴールが見えてきたような気がする。
今研修講師の勉強をしているが、講師業務は自分の性格にあっている。
どうも、人に教えることが好きなようである。
小中学校の先生とはいかないが、社会人を対象に、教えることができる。

最近、再確認したことである。
それは、自分が経験したこと以上のことは話すことができない。
知識として学んだことを話すことはできるが、説得力があるかそうかは別である。
相手を、情熱を持って動かすことができるかどうかは、経験に基づいた情熱しかない。

そのように考えると、私が活かされる世界は、建設業界である。
35年間この世界で、飯を喰ってきた経験ほど強いことはない。
このように、自分の強みを活かせる業界ということに気づきまでに、1年余りの時を要した。

『人生で何かを成就するには、どれくらい強く欲しているかが問題である。
意志の強さ(ウイルパワー)は、欲求の強さ(ウオントパワー)によって決まる。是が非でも手に入れたいと思えば、意志に力は後からついてくるものだ』

『勝ちたいと思わなければ、勝者になれない』
『チャンピョンは、「肉体」ではなく、「精神」によってつくり上げられるのだ』



●「凡人」を「才人」に変える魔法のエネルギー

『情熱の炎をたぎらせるための心がまえは、何がなんでも達成したい「目標」をつくることだ』
『目標と情熱が一致した時、「凡人」を「才人」に変えるエネルギーが生まれる』

『公民権運動の指揮者マーチン・ルーサー・キング牧師は、
「たとえ命を投げ出しても達成したい目標がみつからないなら、生きている意味がない」と言っている。目標が見つかれば、情熱が生まれる。そして情熱があれば、持って生まれた才能が活性化し、すばらしい成果を上げられるのだ』

ビジネス街にいるので、様々なサラリーマンの姿をみる。
ビジネスマンの歩く姿を観察するのが好きである。
通勤時の姿をみると、様々である。
元気よく歩く人、目線を落として歩く人、おしゃべりをしながら歩く人等様様々である。
目線を落として歩いている人は、傍から見ても覇気がない。何かを考えているのだろうか。
前向きな思考であればよいが、後ろ向きな思考になればなるほど、脚は重くなる。
一方、歩く速度が速い人はすがすがしい。さらに、目線が遠くを見ている人は、活気がある。目標に向かってつき進んでいるように見える。
おそらく、その人の人生は、夢に満ち溢れているだろう。
歩く姿にも、その人の「目標」が見えるような気がする。


●「やる気は」は必ず伝染する!

『情熱の火をさらに燃やすための心がまえは、自分の「やる気」を周りに伝染させていくことだ』
『自分の心に情熱の炎のない人は、人の心に火をつけることはできない』

『人を指導するには「理性」が必要だが、人をやる気にさせるためには「情熱」が必要なのだ』

大学浪人の時、代々木ゼミナールに、漢文の多久先生がいた。
多久先生の情熱は、それは素晴らしいものであった。
教壇の端から端まで所狭しと、走りまわる。
時にはチョークを投げ、感情をすべて出して、漢文の背景となる時代背景を教えてくれた。
漢文の内容は全く覚えていないが、40年経過した今でも、多久先生の情熱だけは覚えている。
先生の情熱は、一生私の心に刻まれていることであろう。

今、インターネットで多久先生のことを検索してみた。
驚いたことに、先生に関して、予備校のOBたちが様々なコメントを寄せている。
本の情報も満載である。
昔を思い出して、先生の著書に触れ、当時の情熱を味わいたい気持ちになってきた。