hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

「プレゼンテーション」と「リスク管理」

2012-04-20 | リスク管理
一昨日の18日、パソコンが突然動かなくなってしまった。

プレゼンテーションの打ち合わせで、プロジェクターにつないだところ、
突然パソコンの電源が落ち、その後ウントモスントモ言わず、使用不可能になってしまった。
色々やってみたが、パソコンは全く動く気配はなかった。
打ち合わせの相手には、申し訳なかったが、中止せざるを得なかった。

その夜家に帰り、再度電源を入れてみると、画面は真っ黒だが、かすかな音がしていた。
「もしかしたら」とパソコンの回復力を信じて、そのまま床に入って寝た。

19日朝起きて再度、電源を入れ直すと、運良く画面が通常通り立ち上がり、使用可能となった。
「今日こそは昨日の分も書くぞ!」と思う一方で、胃の痛みが増してきた。

特に、夜中には刺すような痛みがあり、医者に行くことにした。・・・・・・・・


ところで、今日のテーマは、「リスク管理」

突然、予期しないことが多々起こる。
今回のように、「突然パソコンが動かない」とか「胃が痛く病院へ」などの場合どうすれば良いのだろうか?

「突然パソコンが動かない」場合を考えてみよう。

プレゼンテーションの場合、パソコンが無いと致命傷である。他の人が持っていれば、その方から借りることができるかもしれない。その場合、データをUSBで持参する必要がある。

そういえば、先日教えていただいたプレゼンの先生は、「USBを2本持ち、同じデータを入れておく」、とのことだった。
USBは小さくなくしやすい。もしプレゼン会場で見つかならなければ、致命傷となる。予備のデータを常に持つことがリスク管理と言われていた。その通りである。

さらに、今回のようにパソコンがダメな場合、どうするか?
頭を下げて、プレゼンテーションを中止するのか?
集まっていただいたお客様にはなんとお詫びするのか?
もし、お金をもらって行う仕事であれば、このような態度を取れば、信用を無くし、もう2度と仕事がこない。

15年ほど前に、ある経営者から聞いた言葉である。
「信用を築くのに50年かかった。信用を無くすのは1日である。」
すごい名言である。まさにその通りである。
それほど信用は大切なものである。

話を戻すが、パソコンが動かない場合、どう対応すればよいのか?

一つの対策として、資料の原稿を1部紙で持参することだと思う。
今回のプレゼン対象は15名程であるので、印刷は可能である。
資料を配布して、それに基づいて、プレゼンテーションはできる。


では、お客様の数が多く、印刷ができない場合はどうするか?

最悪のケースである。
その場合は、発表者が丁寧に解りやすい言葉で、内容を説明するだけのことである。
パワーポイント(PPT)があれば、視覚に訴えて、画面を見ながら説明ができる。
しかし、PPTがなければ、自分の言葉で、相手の心に届くように話す必要がある。

では、普段の準備で、どこまでやっているだろうか?
PPTを作って終わり、だとつらい。
PPTを作り、何度も何度も、声に出して練習する必要がある。

多くのプレゼンテーションに関する本には、「30回は練習しろ!」と書いてある。
確かに、何度も練習することで、言葉がなじみ、イメージがわいてくる。

そしてある時、『自分の言葉』として話すことができるようになる。
『自分の言葉』で話せるようになって、顧客や相手の顔を見て、相手の状況を観察できる。
観察できれば、話し方を変えることができ、相手の心に届けることが可能になる。

つまり、プレゼンテーションの「リスク管理」は、
「資料がなくとも、『自分の言葉』として話せるように、何度も何度も声に出して練習する」ということとなる。

本番まであと3日間である。
90分×30回=2700分=45時間
1日15時間練習すれば間に合うということである。

現実は厳しいが、一歩でも近づくように努力したい。
この努力が、必ず将来活きると信じている。