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一句鑑賞

俳句ブログも長くなりました。この歳なりの記事が書ければと思ってますが、やや怪しげな時もあります。よろしくお読み下さい。

酢橘・かぼす

2016-09-30 23:26:49 | 日記

今日買ったカボス・・・歳時記では、酢橘・かぼすで載っているが

酢橘とは別種のやや大形のかぼすがあり・・・これは大分が多く産していますね。

 

例句には・・・

すだちてふ小つぶのものの身を絞る   辻田克己

酢橘という小粒のものの実を搾る・・・なんですが、句は漢字の使いが気になります。

実ではなく身といってますね、また搾るのではなく絞るですね。

料理に添えられた酢橘を摘まんで搾ったのですが、もう片手を添えてかな?

自分の手に持ったそのときから、なにか自分の身の一部のような感じがしたのではないかなと?

爽やかな香りが指先から滴るのですから・・・実ではなく身だったのでしょう。

実際、切りますと新鮮な香と瑞々しい身が綺麗ですもんね。

 

年上の妻のごとくにかぼすかな   鷹羽狩行

じっと其処にあるかぼすは動きもしないし声を発するわけでもない静物そのものです。

が、包丁を入れてキュッと絞ると香りが立って、ここぞという時の頼りになる年上の妻のようだと・・・そんな感じを受けました。

と二句だけ例句にありましたので。

 

大分県のある所に行ったときに、蜜柑ネットが張り裂けるぐらいにかぼすを詰めて売っていました。

絞ってハチミツを垂らして少し水で薄めて氷を浮かべるとグッドですね。

かぼすの生搾りで思い出す大分のお気に入りの場所もありますが、もう何年も出向いていません。行きたいな・・・

 


長雨とはいうけど

2016-09-30 19:20:43 | 日記

強い雨が一昨日から続いています。

梅雨末期のような雨です・・・台風もまた発生したので来週の予報も雨マークが続いてました。

秋の長雨も被害が無ければいいのですが、通行止めなどもあるし遠出もできませんね。

 今日になって小降りとなりましたので、ファーマーズマーケットへ野菜を求めて。

 

 

いつもの田は稲刈りが済んでいましたが、まだ多くの田が済んでいませんでしたし、

雨風に遭って倒れている稲田も有りました。

柚子はほとんど残っていません、摘み取られたのでしょう。

カボスと水菜を買って・・・カボスは搾ってほぼ同量のマヨネーズと少量の白だし黒胡椒をぱっぱと振ってドレッシングにして、ざく切りの水菜に掛けました。

他にはサツマイモ、玉ねぎ(北海道産、JAの関係かな?)、小松菜など。

新米はつぎに行ったときの楽しみして眺めるだけ。

コスモスが少し伸びていますね、11月が楽しみです。

 

 

 


里芋

2016-09-25 23:18:14 | 日記

先日のファーマーズマーケットで買ったものに里芋があった。

売り場にレシピがありましたので、スマホに収めて今夕作ってみた。

里芋照り焼き、シンプルだけど美味しかった。

里芋は皮をむき一口大に、豚小間切れも要ります(笑)

で片栗粉をまぶしてフライパンで、味付けは酒醤油みりんに砂糖で・・・

里芋が美味しかった。

こんなレシピが段ボールを切って、A4のコピー用紙に書いてあるので助かります。

ツルムラサキのレシピは重宝しました・・・茹でて程よく切って三杯酢で、

炒りごまと削り節をたっぷりかけて美味しいですね。

 

歳時記の例句には・・・

芋水車掛くるやいなやしぶきけり   由山滋子

いもすいしゃ・・・見たことありますか?

ここ何年か見ていませんが、秋月の水路に掛けてありました。

 

父の箸母の箸芋の煮ころがし   川崎展宏

こんな食卓風景が続いていれば・・・便利もモダンもいいのですけど。

家族の絆はこんな風景から始まっているのですね。

 

 

 


今年米

2016-09-23 21:53:47 | 日記

 

実りの土手には曼珠沙華

 

ヒマワリの後はコスモスでした。

ファーマーズマーケットみなみの里は元気がいい!

 

これは自然咲きですね。

定点写真は手振れでした・・・

新米は出始めていたのですが、私が求めている産地から山へ奥まった所のものでした。

お値段が良かったのでいつものお米を。

といっても次に行くときはすべて新米になっていますけど。

奥山を仰ぐ背筋や今年米

 

 


天狗の山

2016-09-22 22:17:02 | 日記

威銃・・・おどしづつ

稲が実り始め雀が群れ飛んで来るのを追い払う、あのパーン!という音ですね。

実際はどんな装置か知りませんが、昨年も秋月を歩いていたときに数分に一度ほど発砲音がなってました。

まあ雀の群れが色づいた稲田から飛び立ったりするも日本の原風景としてはいいのですが。

昨今は猿などの害獣?を追うためにも使われているのかなと考えたりします。

歳時記の例句には・・・

 

威銃奥は天狗の山ばかり   百合山羽公

これは情景が分かりますね・・・峡の村でしょう。

棚田がいくつも重なって山へと続きます。

そこにパン!と音が・・・天狗伝説の山は日本中にあるのではと思います。

威銃谺返しに峡の村     拙句

福岡は英彦山、修験の山ですね。

英彦山神社の長い長い石の坂の参道の中ほどに、旅館だったお店がある。

もう十年ほど前にそこのお婆ちゃん・・・否、当時は女将さんであった方ですが、

少しお話をしたことを思い出しました。

いつか書ければいいのですが、筑豊の炭鉱の盛んな頃、旅館の一番盛況な時代のお話しを聞かせて貰いました。いづれ思い出すことなどとして書ければいいですが。