わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

新聞に紹介されました ~被災児童長期受け入れ他~

2011年04月08日 | 震災支援:山村留学へ長期受け入れ
4月8日朝、地元の南信州新聞に掲載された記事です。
紙面そのままと、テキスト文章を掲載します。


▼2011年(平成23年)4月8日金曜日
山村留学生15人が来村
泰阜村 被災地からの受け入れも




 泰阜村の山村留学「暮らしの学校だいだらぼっち」の山村留学生15人が6日、村役場を訪れて「1年間お世話になります」とあいさつした。今年度は東日本大震災の影響で、被災地からの受け入れも予定している。
 だいだらぼっちは、まき割りや風呂焚き、料理、食器づくりなど日々の生活を通じた学びを重点にした山村留学。村内のNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターが運営。ことしは小学生9人、中学生6人が1年間地元の学校に通いながら山村の暮らしを体験する。
 村役場を訪れた山村留学生は「まき割りを頑張りたい」「料理を頑張りたい」などの目標を語りながら自己紹介。松島貞治村長は「教育の究極は生きる力を学ぶこと。山村の暮らしを体験して生活力、人間力を培ってほしい」と激励。子どもたちは「1年間お世話になります」と元気良くあいさつした。
 埼玉県から今回初めて訪れた中学2年の横山聞君は「自然がすごくきれいなところ。ものづくり、まき割りを頑張りたい」と語る。2年目で中学3年の山田菜々恵さんは「ことしで最後。受験もあるので勉強もがんばりたい」と話した。
 保護者としてあいさつに訪れた千葉県我孫子市の丹保剛さん暁子さん夫妻は当初、2人の子どものうち1人だけの予定だったが、震災により急きょもう1人も山村留学することにした。「余震が続いて子どもたちも不安を抱えている。瓦が落ちてしまい雨のたびに雨漏りがし、水道水の放射能にも怯えなけれはならない。安全な場所で受け入れてもらえてありがたい」と話していた。


▼2011年(平成23年)4月8日金曜日
グリーンウッド
被災地へ車両を提供  支援物資などを積載し





 泰阜村のNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターは、被災地の支援活動へ軽ワゴン車1台を提供する。車両には支援物資を積み込み、グリーンウッド代表理事の辻英之さんが7日に出発。
 福島県のいわき市周辺で子ども受け入れの情報や支援物資を提供しながら、アウトドア団体がボランティアセンターが設置されている宮城県登米市へ向う。
車両を提供するのは、全国の野外体験活動の団体が被災地支援のため設置したRQ市民災害救援センター。同団体の役員に加わっている辻さんが、現地に必要なものを問い合わせたところ「小型で荷物が積み込める車両がほしい」との要請を受け、グリーンウッドで廃車予定だった軽ワゴン車の提供を決定。
 車両だけでなく物資も届けようと山村留学生のOB、OG、村内の住民でつくる「あんじゃね支援学校」に協力を求め、非常食や生活用品、乾電池、軍手などの物資を集めた。
 また、グリーンウッドでは阪神大震災などでも両親が復旧・復興に専念できるよう、被災地から山村留学の受け入れ活動を行ってきたことから、今回も3人を定員に受け入れるほか、夏の短期キャンプでも無料招待をする方針。宮城県へ向かう前に福島県いわき市周辺の鮫川村などを訪れ、教育関係者などに情報を提供する。
 辻さんは「小さな村が小さな村を助けに行く。我々にできることは教育での支援。皆での助け合い、サバイバルスキル、状況判断力といった『生きる力』を伝えていきたい」と話していた。

代表 辻だいち

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