朝起きたら、窓の外が真っ白なことにびっくり。
それどころがどんどん降っては積もってきます。
あまり雪の降らない南信州にも、大雪警報発令です。
次男と長女は、それっ!とばかりに外に飛び出して、雪遊びにおおはしゃぎ。
隣に住む92歳のおばあま(おばあ様の意味)が心配で、長男と一緒におばあまの家に雪かきに行ってきました。
すでに山村留学のこどもたちも来て、玄関前を雪かきしてくれたとのこと。
しかし、どんどん降っては積もる雪が、一度かいた玄関や道を覆い尽くしていきます。
92歳のおばあまは元気ですが、もし足を滑らせて骨折したらたいへん。
長男ともう一度、雪をかきました。
▼頼もしい長男の雪かき
困ったときはお互い様、お隣どうして支え合って生き抜く。
そのセンスが自然と身についてきた長男。
今、受験真っ最中ですが、部活で培った体力と、勉強?して培った学力を、世のため人のため、そして隣の声なき声のために使うことができました。
おばあまに「ありがとうな」と言われて、長男も会心の笑顔です。
午後になっても降りやまない雪。
急峻な山岳地域の泰阜村は、積もった雪が凍結してしまうと坂道を容易に車があがれなくなります。
除雪車が追い付かない小さな道路は、住民自治会で除雪するしかありません。
自治会が同じ仲間の陶芸家と2人で出動です。
ガードレールを細工したものを車で引っ張ります。
▼これを引っ張ります。
小さな急坂を降りたところの老人夫婦のところまで除雪をしました。
「ありがとう」という老夫婦の言葉には実感がこもっています。
しかし、帰りの登り坂で車が動けなくなってしまいました。
一人が運転、一人がお尻が滑る車を人力で支えます。
どんどん積もる雪は容赦なく体温を奪い、湿った重い雪に四輪駆動のタイヤもむなしく空転。
道はガードレールもない山道。
こりゃ、2人では無理だと判断し、わが長男と山村留学の中学生男子に協力を要請しました。
「よっしゃ~!」と、中学生たち。
あれほど暮らしの仕事は手伝わない中学生も(笑)、こういうときには「役に立ちたい!」と思うんですね。
さあ、この山道に立ち往生している車を、見事人の力で脱出させることができるのか!?
私が運転をし、中学生全員で車を押してもらいました。
ちょっと抜け出してはまた立ち往生。
そのたびにみんなで声を合わせて力を合わせて力の限り押し出して。
汗が噴き出ます。
そしてついに、あれだけ動かなかった車を人力で押し出し、なんとか脱出することができました。
人の力ってってすごいですね。
みんなで支え合うことの底力を感じました。
車と格闘する前後、泰阜村全域で停電となりました。
子どもたちは真冬に停電となる恐ろしさを感じにくいもの。
雪遊びをし続けては、家に入って暖をとれなくなるので、すぐにやめさせて家へ。
「灯油だから大丈夫じゃない?」とファンヒーターをつけようとするこどもたち。
でもつかない。
「お風呂入ろうかな」と言うこどもに、「お湯は出ないよ」と切り返す。
ようやく電気が止まることがどいうことかわかってきたようです。
ガスはありますのでお湯をつくって、湯たんぽに入れて、それをコタツに入れました。
そして、みんなで身を寄せ合ってすごす。
「このまま夜になったらどうなるんだろうね」
「東北の人たちは、津波で家を着の身着のままで逃げだしだから、こんなもんじゃないよ」
「そうか~。ろうそく用意しておこう。水と食料も・・・」
大雪による停電も、こどもたちには良い災害教育になったようです。
車との格闘の合間にも、隣の92歳のおばあまの様子を見にいきました。
豆炭コタツだから停電で寒くなる心配はとりあえずなさそうでした。
夜になるとたいへんですね。
あとでもう一度様子を見にいこう、と長男と確認しました。
暮らしの学校「だいだらぼっち」といえば、ストーブもお風呂も薪なので、母屋のなかは相変わらずぽかぽかです。
燃料自体は1か月以上分備蓄があるので、ちょっとやそっとでは危機的な状況になりません。
こんな村でもオール電化の村営住宅も近くにあり、場合によってはそこに住む幼子を抱えた家族もろとも、暮らしの学校「だいだらぼっち」に避難してきてもらうことも考えました。
自然エネルギーを持っているのは強い。
困ったときはお互い様、住民同士支え合って生き抜く。
大雪による停電。
山道での立ち往生。
やっぱりここぞというときの支え合いの文化が必要ですね。
停電は夕方前に復旧しました。
それどころがどんどん降っては積もってきます。
あまり雪の降らない南信州にも、大雪警報発令です。
次男と長女は、それっ!とばかりに外に飛び出して、雪遊びにおおはしゃぎ。
隣に住む92歳のおばあま(おばあ様の意味)が心配で、長男と一緒におばあまの家に雪かきに行ってきました。
すでに山村留学のこどもたちも来て、玄関前を雪かきしてくれたとのこと。
しかし、どんどん降っては積もる雪が、一度かいた玄関や道を覆い尽くしていきます。
92歳のおばあまは元気ですが、もし足を滑らせて骨折したらたいへん。
長男ともう一度、雪をかきました。
▼頼もしい長男の雪かき
困ったときはお互い様、お隣どうして支え合って生き抜く。
そのセンスが自然と身についてきた長男。
今、受験真っ最中ですが、部活で培った体力と、勉強?して培った学力を、世のため人のため、そして隣の声なき声のために使うことができました。
おばあまに「ありがとうな」と言われて、長男も会心の笑顔です。
午後になっても降りやまない雪。
急峻な山岳地域の泰阜村は、積もった雪が凍結してしまうと坂道を容易に車があがれなくなります。
除雪車が追い付かない小さな道路は、住民自治会で除雪するしかありません。
自治会が同じ仲間の陶芸家と2人で出動です。
ガードレールを細工したものを車で引っ張ります。
▼これを引っ張ります。
小さな急坂を降りたところの老人夫婦のところまで除雪をしました。
「ありがとう」という老夫婦の言葉には実感がこもっています。
しかし、帰りの登り坂で車が動けなくなってしまいました。
一人が運転、一人がお尻が滑る車を人力で支えます。
どんどん積もる雪は容赦なく体温を奪い、湿った重い雪に四輪駆動のタイヤもむなしく空転。
道はガードレールもない山道。
こりゃ、2人では無理だと判断し、わが長男と山村留学の中学生男子に協力を要請しました。
「よっしゃ~!」と、中学生たち。
あれほど暮らしの仕事は手伝わない中学生も(笑)、こういうときには「役に立ちたい!」と思うんですね。
さあ、この山道に立ち往生している車を、見事人の力で脱出させることができるのか!?
私が運転をし、中学生全員で車を押してもらいました。
ちょっと抜け出してはまた立ち往生。
そのたびにみんなで声を合わせて力を合わせて力の限り押し出して。
汗が噴き出ます。
そしてついに、あれだけ動かなかった車を人力で押し出し、なんとか脱出することができました。
人の力ってってすごいですね。
みんなで支え合うことの底力を感じました。
車と格闘する前後、泰阜村全域で停電となりました。
子どもたちは真冬に停電となる恐ろしさを感じにくいもの。
雪遊びをし続けては、家に入って暖をとれなくなるので、すぐにやめさせて家へ。
「灯油だから大丈夫じゃない?」とファンヒーターをつけようとするこどもたち。
でもつかない。
「お風呂入ろうかな」と言うこどもに、「お湯は出ないよ」と切り返す。
ようやく電気が止まることがどいうことかわかってきたようです。
ガスはありますのでお湯をつくって、湯たんぽに入れて、それをコタツに入れました。
そして、みんなで身を寄せ合ってすごす。
「このまま夜になったらどうなるんだろうね」
「東北の人たちは、津波で家を着の身着のままで逃げだしだから、こんなもんじゃないよ」
「そうか~。ろうそく用意しておこう。水と食料も・・・」
大雪による停電も、こどもたちには良い災害教育になったようです。
車との格闘の合間にも、隣の92歳のおばあまの様子を見にいきました。
豆炭コタツだから停電で寒くなる心配はとりあえずなさそうでした。
夜になるとたいへんですね。
あとでもう一度様子を見にいこう、と長男と確認しました。
暮らしの学校「だいだらぼっち」といえば、ストーブもお風呂も薪なので、母屋のなかは相変わらずぽかぽかです。
燃料自体は1か月以上分備蓄があるので、ちょっとやそっとでは危機的な状況になりません。
こんな村でもオール電化の村営住宅も近くにあり、場合によってはそこに住む幼子を抱えた家族もろとも、暮らしの学校「だいだらぼっち」に避難してきてもらうことも考えました。
自然エネルギーを持っているのは強い。
困ったときはお互い様、住民同士支え合って生き抜く。
大雪による停電。
山道での立ち往生。
やっぱりここぞというときの支え合いの文化が必要ですね。
停電は夕方前に復旧しました。
代表 辻だいち