わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

どんど焼き

2013年01月13日 | 支えあいの指導者育成
今日は集落のどんど焼き。

正月飾りを焼いて、みんなで無病息災を願います。

朝早くから私の居住する集落「田本」の人々が集まってきました。

老人ばかりと思われがちですが、こどもがとても多い集落。

とてもにぎやかなどんど焼きとなりました。


私は集落のこども会役員。

焼き肉やイワシを焼いて振る舞います。

大きな火を囲みながらお酒を飲んで、イワシを食べて、焼き肉をつついて。

こどもたちはこどもたちで、こども会の会長(中学生)がジュースやお菓子を振る舞っています(笑)

もちろん書初めを燃やしておおはしゃぎ。

最後は熾でお餅を焼いて無病息災を祈りました。

集落の老若男女が集まって、持ち寄って支え合っての手作りのどんど焼き。

なんだか豊かな気分になるものです。


この心地よい空間に、福島県飯舘村の長泥地区の鴫原区長さんもいました。

震災前の飯舘村ではきっと繰り広げられていたであろうこの豊かな後景に、目を細ませてながらも、今後の福島の行く末を想うのか、時折炎が焦がす空を見上げていました。

鴫原区長さんと同行していた大手新聞社の記者の方は「これはどんど焼きの域を超えた火祭りですね」と、炎の大きさとそれを取り囲む集落の人々の活気に驚いた様子。

おおはしゃぎをするこどもたちの中には、暮らしの学校「だいだらぼっち」で受け入れている福島や千葉の被災児童もいます。

小さな山村の集落が営んできた「支え合い」の土台があればこその、このどんど焼きの豊かさです。

お互い様・支え合いの文化に身をおくことはことのほか心地よい。

集落に住む人々だけではなく、被災地の人々も、全国の人々も、無病息災でありますように。

泰阜村の風土が育んだ、「あきらめない、しぶとく、強(したたか)かな想い」が、小さな集落の大きな炎に乗って、被災地に連なっていきます

▼山村留学で受け入れている被災児童も、おいしい魚と肉とお餅を食べて、最高の笑顔でした。




代表 辻だいち

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