来週末から再来週末にかけて、年に2回の北京出張がある。ボランティア総会と健康診断と日本語教師分科会。7月も今回も大学の期末試験期間と重なるので、前倒しでやるべきこととやっておきたいことがいくつかある。
昔、インターネットで日記書いてる暇があったら寝る。と、言っていた優秀な先輩がいたが、とても正しい意見だと思うことが最近わりとある。
最近オフィスアワーをさぼって自宅でパソコンに向かっていることが多いせいか、「忙しいですか?」とよく学生から聞かれる。「いえ、ぜんぜん」と条件反射のように即答している。実は自分には「忙しいと思ったら負け」という妙な信念がある。実際それほど忙しくないような気がしている。にもかかわらず、普段の自分ならやれることがきちんとできていなかったりもするので、ここで駄文を書いている暇があったら寝たほうがいいのかもしれない。
否応なしに毎朝7時に起き、夜は日付が変わるまで起きていると3食ではおなかがすく。うっかり食材を切らしていたりすると、ここでは食べられない食べたい物を妄想する。もうすぐ日本離陸時間が9ヶ月を経過するから流石に欲望もわくというもので、気分は内田百先生。
ここで食べられないけれど食べたいもの
その壱 フレンチのフルコース
その二 うどん懐石
その三 日進のカップヌードル
その四 生卵に生シラスに刺身しょうゆをかけただけの卵かけご飯
どれも年に1~2回ぐらいのペースで無性に食べたくなるものばかりだ。
そういえば去年の秋に、フレンチが食べたい一心で、富士山麓のリゾートホテルに一人で行った。考えてみればフルコースを一人で食べているのって、とてもかっこわるい。今振り返ってみると、あのレストランの従業員は私が一人でフレンチに舌鼓をうった後は一人で樹海へ向かうんじゃないかと思いやしなかったろうか。
うどん懐石。ああ鎌倉の、ああ恵比寿の。もはや何も言うまい。
フレンチもうどん懐石も北京で食べることができるのだろうが、今の生活給付ではあきらめるよりなさそうだ。
その五 まぐろのやまかけ丼
ぐらいはどうにかなるかもしれないが、前回北京で食べたまぐろはどれもこれもイカのように硬いものばかりだった。
卵かけご飯。これは中国を出ない限り危険なので食べられない。
最後の望みは日進カップヌードル。これなら北京で入手できるだろう。よし。
しかし、そんなものをクリスマス期間中の北京出張の一番の楽しみとしてここ数週間仕事してる私って…