8月に入って夏が本格化しようという矢先、テレビでは極早生リンゴの話。県の奥、山間地域のリンゴ産地では極早生種の「南部魁(まとう)」がもう食べられるという。すでに国道わきのリンゴ販売店では「数を限定して」売り出すのだとか。8月半ばにはリンゴ園の「リンゴ狩り」も早生リンゴから始まるのだとか、
「秋の味覚」とばかり思っていたリンゴは、部分的には「夏の味覚」へと食い込んで来ているようだ。夏休みの日記に「リンゴ狩り」が載っているのも妙な気分だが、夏は海も山も楽しめて、ついでに「おいしい果物」にかぶり付けるのなら最高だ。
8月に入るともうスイカは時季外れだ、と八百屋の人が言っていた。「夏休みは冷やしたスイカを食べて始まり、冷えたリンゴを齧りながら終わって行く」なんて、思い出を子供たちに作ってやりたいような気分になって来た。テレビによれば、リンゴは気温が高いほど甘くなるのだとか。これまでは秋じゃないと季節外れの感じて無視して来たリンゴ狩り、これを機会に「秋が来て季節外れになる前に、夏休みのリンゴ狩り」に出掛けて見るのも良さそうだ。