季節の移ろいin絵手紙 Ⅱ

 絵手紙&水切り絵&パステルアートに日々の出来事を添えて・・・

ふしぎ時間

2020-08-10 09:21:47 | 思い出
  🎵 夏が過ぎ 風あざみ
    誰のあこがれにさまよう~~

 ラジオから、井上陽水さんの(少年時代)が流れています。
私は、ベッドに寝ころびハミングで合わせます。

 突然 5歳くらいの女の子が・・・
調子はずれのスキップをしながら、小川のそばの草原をはねています。
白と水色のストラップのサッカー生地のワンピース。。。
あっ、私だ! 母が作ってくれたお気に入りのワンピースを着ています。

 ページをめくるかのように、次は三つ編みのおさげ姿の私が立っています。
グレーがかったブルーのウールの長袖のワンピース、
丸襟で左胸元には、赤と黄色のサクランボの刺繍がされています。
小学校入学の時に、これも母が作ってくれたワンピースです。

 足元には茶色の革靴を履いています。
入学を前に父が、私を連れて靴屋さんに行きました。
戦後のモノのない時代、しかも田舎の靴屋さん、確か(履物屋さん)と言っていたような・・・下駄が主流で、子供の靴などほとんどなく、
当時(たんぐつ)と言われていた黒いゴムで作らられたのが少し並んでいるのみでした。
 がっかりした父は、戦前から大事に使っていた自分の茶色の皮の鞄をほどき、
私の靴に作り替えてくれたのです。
 父は器用で、大工仕事だけでなく、私の小物も父手作りが多かったのです。

 3歳の時、私の等身大の布製の大きな抱き人形も作ってくれました。

 その人形も姿を現します。
「あっ、ミミちゃん!」人形の名を口にしたとき、目が覚めました。

 あぁ~ 夢だったのかな~
それとも、夢とうつつのはざまで思い出のかけらを寄せ集めていたのか???
 とにかく、数十年全く忘れていた細かい記憶のかけらが、
色あせることなく甦ってきたのです。

 コロナ、コロナで日々息の詰まるような日々を送っている中、
ほんの数分間、(ふしぎでしあわせな時)を過ごすことができました。

 皆さんからいただいた(夏便り)です。お楽しみくださいね。
   

 私は久しぶりに(ほたる子さんのお地蔵様)です。
出会って10年くらいでしょうか~???
 何十枚も描かせていただきましたが、描けば描くほど難しく・・・
   

          
         
 描いていると、昔々のわらべ歌が思い出されました。

  🎵 村のはずれのおじぞうさんは
    いつもニコニコ見てござる
    仲良しこよしのジャンケンポン ソレ
    石けり 縄跳び かくれんぼ
    元気に遊べと見てござる
    ソレ みてござるぅ~~~