季節の移ろいin絵手紙 Ⅱ

 絵手紙&水切り絵&パステルアートに日々の出来事を添えて・・・

(Vision)

2018-06-14 07:30:37 | お出かけ、旅行
待望の川瀬直美監督の最新作(Vision)が封切られました。
早速 友を誘って観てきました。

 河瀬さんの映画のほとんどが奈良の自然が舞台です。

 今回も、奈良 吉野の山深い森の中でドラマが繰り広げられます。
主演は永瀬正敏さん(とっても渋いです)
また、永瀬さんに加えて、今回はフランス人のジュリエット・ビノシュさんがW主演を演じておられます。

 あまりの美しい映像に映画を観ているというより、
吉野の森に迷い込んだかのようにさえ感じられました。
 せせらぎの音、小鳥のさえずり、木々のざわめき等々、臨場感に満ち満ちています。

 寡黙な木守り役の永瀬さんに、絡んでいくのがフランスから来たエッセイストジュリットさん。
 めくるめくストーリーの展開に、大きな役割を果たしているのが、
天候から、人の出逢い、運命までを予言する盲目の謎の老女を演じている夏木マリさん。
不思議な魅力にあふれていました。
 また、森の木々の中で、躍動感あふれるダンス?は圧巻でした。

 美青年(岩田剛糊さん)の登場も、この物語をますますファンタジックに仕立てています。

 忘れてならないのが、木守り 智と常に一緒に行動する白い雑種犬コウ。。。
自然でありながら、人の心をつかむ素晴らしい演技(?)でした。
 
 フランス人エッセイストの語る言葉、一言一言がすべて詩の世界。。。
幾度か(R18)?と思う場面もありましたが^^
それらも含めてすべてが美しく、
吉野の森、言葉、自然の醸し出す音等々
大人のファンタジーを観た感じでした。

 機会がありましたら、是非お勧めします。

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     今日の絵手紙です。
 
 

 

 高知県の野菜が大好きで、新生姜、茗荷は必ず高知県産を、
ラッキョは鳥取の砂丘ラッキョが出るのを待ってラッキョ漬けを作ります。