そよかぜ日記

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聖ジョセフ礼拝堂

2014年09月14日 | 旅行

 モントリオールの聖ジョセフ礼拝堂( Oratoire Saint-Joseph du Mont-Royal )は、カトリックの礼拝堂で、バチカン市国のサン・ピエトロ寺院に次いで世界で2番目に大きいものです。
 もともとは、この礼拝堂の前にあるノートルダム神学校(現在は中学校)で門番として働いていたアンドレの所に病人や悩みのある人が訪ねてくるようになり、アンドレは聖ジョセフ(キリストの養父)に祈るように勧めると共に香油を塗り癒していましたが、次第に多くの人が集まるようになってきました。 アンドレは修道士として丘の上に小さな礼拝堂を作りましたが、特に足の不自由な人達がアンドレ修道士にお祈りしてもらい歩けるようになった話が広がり、世界中から人々が集まりだしました。 アンドレ修道士は「奇跡の人」と呼ばれ、小さな礼拝所では信者が収まりきらなくなり、信者達の義援金により現在の礼拝所が建てられました。 2階の特別展示室には、アンドレ修道士の心臓が保存展示されているそうです。(私は時間外で見ることはできませんでした。)


 上の写真で、礼拝堂正面に至る階段が3列あります。 左右の階段は観光客など、誰でも通ることができるのですが、中央の階段は木製で、信者が祈りながら1段ずつひざまずいて上っていく階段です。 私も2人の信者が上っていくのを見ましたが、1段上っては深々と祈り、また1段と上っていく姿には、カメラを向けることもできませんでした。




                    礼拝室は複数あります


 礼拝堂の中には、来る時は杖に頼っていた人が、帰る時には不要になったという杖が、たくさん奉納されています(上の写真)。



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