枚岡公園の北に長尾の滝があります。 この滝は生駒系唯一の瀑布で、上下二段に分かれ、上は雄滝、下は雌滝と称されています。
雄滝
雌滝
東大阪市観光協会の解説板によれば、
「天正十一年(西暦一五八三年)に前関白近衛前久がこの地を訪れ「たずねずはありともここに山鳥の長尾の奥の滝の白糸」と詠っている。宝暦8年(西暦一七五八年)仏教の復興を唱え、梵学者としても著名な慈雲尊者が長尾の滝の上流に雙龍庵を建て修道、著作、詩歌に専念した。」
とあります。
手に三鈷杵(注1)を持つ慈雲尊者の銅像
長尾の滝のある地域は、現在、吉野山にある金峯山寺蔵王堂の大阪別院である天龍院となっています。 現在でも、この長尾の滝は修験道の道場になっていて、長尾の滝に至る額田川の渓谷(長尾渓)沿いには、それに関連した寺院が点在しています。
(注1)
三鈷杵(さんこしょ)は金剛杵(こんごうしょ)の一バリエーションです。 金剛杵は、仏の教えが煩悩を滅ぼして菩提心(悟りを求める心)を表す様を、インド神話上の武器に譬えて法具としたものです。(内容はウィキペディアより)
雄滝
雌滝
東大阪市観光協会の解説板によれば、
「天正十一年(西暦一五八三年)に前関白近衛前久がこの地を訪れ「たずねずはありともここに山鳥の長尾の奥の滝の白糸」と詠っている。宝暦8年(西暦一七五八年)仏教の復興を唱え、梵学者としても著名な慈雲尊者が長尾の滝の上流に雙龍庵を建て修道、著作、詩歌に専念した。」
とあります。
手に三鈷杵(注1)を持つ慈雲尊者の銅像
長尾の滝のある地域は、現在、吉野山にある金峯山寺蔵王堂の大阪別院である天龍院となっています。 現在でも、この長尾の滝は修験道の道場になっていて、長尾の滝に至る額田川の渓谷(長尾渓)沿いには、それに関連した寺院が点在しています。
(注1)
三鈷杵(さんこしょ)は金剛杵(こんごうしょ)の一バリエーションです。 金剛杵は、仏の教えが煩悩を滅ぼして菩提心(悟りを求める心)を表す様を、インド神話上の武器に譬えて法具としたものです。(内容はウィキペディアより)