そよかぜ日記

写真、メモ、日常のできごと etc. 拡大できる写真も、あちこちに

札幌へ

2022年08月28日 | 旅行

 8月の23日から26日まで、暑い大阪を離れ、避暑を兼ねて札幌周辺で自然観察を楽しんできました。

 23日は、札幌市・江別市・北広島市の3市にまたがる広大な道立自然公園の「野幌森林公園」へ。 JR森林公園駅で降りて、出口は駅の西側にあり、公園は東側で、線路の下に歩行者用の連絡通路があることは予め調べてありました。 ところが、いくら探しても連絡通路の入り口が分かりません。 通りがかりの地元の人に聞くと、なんと、通路の入り口にはドアがありました。 その前を何度も行ったり来たりしていたのですが、どう見ても建物に入るドアとしか見えません。 冬季に雪が入り込むのを防ぐためでしょうが、大阪人には連絡通路にドアがあるなどは思いもよらないことでした。

 公園の入口は数カ所あるのですが、上はメインの入り口近くにある「北海道百年記念塔」です。 上のように整備されているのはごく一部で、公園の大部分は森林で、多くの自生の植物や昆虫・動物が観察できます。 今回はノグチゲラには会えませんでしたが、親子連れのエゾジカに出会うことができました。

 24日は手稲山の平和の滝コースを布敷の滝(標高510m)まで歩き、コケを中心に観察しました。

 上は「平和の滝」です。

 夜、救急車を見ました。 大阪の救急車は ピーポーピーポー と鳴らして走り、交差点進入時などには ウウゥ- とサイレンを鳴らします。 札幌の救急車は、ピーポーピーポー は同じですが、交差点進入時などには ワンワンワンワン と甲高く犬が鳴きます。

 25日は午前中は南区常盤の真駒内川に沿った林内の道でコケを中心に観察し、午後は定山渓温泉に行きました。

 温泉には脇目もふらず、二見吊橋の奥でコケを中心に観察しました。 上は観察した所の風景です。
 往復に地下鉄とバスを使ったのですが、札幌市営地下鉄は3路線あるのですが、いずれの路線の車両も、車輪はタイヤです。 走行路面の材質は、路線で違いがあるようですが、乗った南北線は樹脂の上を走ります。 この駆動方式はパリの地下鉄を参考にしたようです。

 上は地下鉄への出入口の表示ですが、地下鉄の図が大阪などと異なっていて、3本足に描かれています。 左右1対の幅のあるのがゴム製の主輪、中央の細いのが案内軌条を図案化したものでしょう。

 26日は北大植物園へ。

 美しい花は少ないものの、日本で最も代表的なロックガーデンの1つである高山植物園、科ごとに区切られた草本分科園、北方の民族が植物をどのように利用してきたかを解説している北方民族植物標本園などなど見どころいっぱい。 とても勉強になりました。

 撮ってきた写真やコケなどの一部は、整理ができ次第、ブログ「そよ風のなかで Part2」に載せていきます。


房州石の鋸山と日本寺

2022年03月14日 | 旅行

 千葉県・房総半島にある鋸山(のこぎりやま)(標高329m:日本百低山の1つ)に行ってきました。

(Google マップ から)

 旧国名は安房(あわ)で、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、石橋山の戦いで敗れた頼朝たちが落ち延びたすぐ近くです。

 房総半島中南部の地層は、数百万年前に海底に堆積した火山噴出物である凝灰岩を中心にできています。

浜金谷駅から見た鋸山

 鋸山の凝灰岩は、良質で加工しやすく、竃や七輪などの他、建築資材としても適していたため、「房州石」の名で、江戸時代中頃から明治から大正にかけての最盛期にはたくさんの石が切り出されました。 その結果、露出した山肌の岩が鋸の歯状に見える姿となり、この名で呼ばれるようになりましたが、正式な名称は乾坤山(けんこんざん)です。

 房州石の切り出しは、自然保護規制の強化により昭和60年に終了しましたが、切り出された跡は垂直の崖になっています。

 この鋸山(正式には乾坤山)の南斜面には、聖武天皇の勅詔を受けて行基菩薩によって開かれた関東最古の勅願所である日本寺があります。

 日本寺も加工し易い凝灰岩の上にありますし、境内の北は房州石の切り出し場に接しています。 そんなわけで、境内では至る所で石仏が見られます。

百尺観音

 太平洋戦争の戦没者や交通戦争の犠牲者の供養に彫られ、昭和41年に6年の歳月を費やして完成した高さ100尺(約30m)の磨崖仏で、房州石の石切場跡に彫られています。

大仏(薬師瑠璃光如来)

 元々は天明3年(1783年)の建立ですが、侵食が進み崩壊状態になっていたものを、昭和41年(1966年)から修復を開始し、昭和44年(1969年)に原型より約7m低くして再現させた日本最大の摩崖仏です。

千五百羅漢 

石切場跡を利用した「地獄のぞき」

 旅行の目的は、歴史探訪でも岩石に興味があったからでもなく、珍しいコケがあるとの情報を入手したからですが、それについては、いずれまたどこかで・・・

 


東京と茨城へ

2021年12月03日 | 旅行

 茨城県自然博物館で行われている第82回企画展「こけティッシュ苔ニューワールド」見学を主目的に、東京と茨城へコケ旅に行ってきました。

 新幹線で東京へ向かう途中に見えた富士山。

 まずは青梅市にある御岳山へ。 上は武蔵御嶽神社。

 御岳山で見たオオカサゴケとコウヤノマンネングサ。

 御岳山のロックガーデン。 コケが多いことで知られています。

 七代(ななよ)の滝。ここから養沢へ。

 養沢にあったカサゴケモドキ

 2日目はメインの目的地である茨城県自然博物館へ

 見どころ満載。上は幅6m高さ3mのコケウォール。

 東京に戻って、日比谷公園で見たハタケゴケの仲間(種名は調べ中)。

 上の2枚は日比谷のイルミネーション。 これを見て帰阪しました。

 


蓼科へ

2021年10月09日 | 旅行

 10月6日~8日、コロナが下火になっている今のうちに、と、蓼科~北八ヶ岳に行ってきました。最終日は諏訪大社や諏訪湖に寄り道して帰阪しました。

横谷渓谷 おしどり隠しの滝

北八ヶ岳 コケいっぱいの地獄谷

蓼科大滝

北八ヶ岳ロープウエイ

北八ヶ岳ロープウエイの降りた所に広がる坪庭

諏訪大社上社 一之御柱

諏訪大社上社拝殿

諏訪湖

 


日南市

2021年03月02日 | 旅行

 午前中は宮崎県日南市にある飫肥(おび)を観光。


 飫肥城


 武家屋敷が並ぶ道


 服部植物研究所。 世界で唯一の蘚苔類専門の研究所です。

 午後からは鵜戸神宮へ


 神門の向こうに楼門


 写真の洞窟の奥に本殿


 吾平山陵(祭神の陵墓)


 波切神社


 鵜戸千畳敷(鬼の洗濯岩)