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城野智子「多摩川敷・定住者」写真展

2014-07-29 | photo
銀座ニコンサロンで開催された城野智子さん「結界」写真展
の最終日に見に行く。何の結界かというと、彼女の言葉を引
用すると;

一部の残った砂利採取事業者に住民登録が認められ、また
ある場所ではホームレスの村が自然発生し、この地に類い
稀な秩序が生まれた。

こうして半世紀もの時間が流れ、国も都も誰もその土地に
手出しが出来なくなっていた。結界は張られたのだ。



なんと、長い人なら50年以上、ある意味合法的に多摩川河
川敷に暮らしている人たちの暮らしぶりを外から撮影して
いきはった写真だ。

在廊中だった、城野さんにお話を伺うと、彼らは電気・ガ
ス・水道が通ってないけど、太陽光発電で2ワット/日を発
電できれば、かっこう快適だというか、それなりに楽しく
やってるそうだ。



誰でも行けるし、わりと知られている存在だそうだ。いつ
か行ってみよう。思い出したのが、ワタリウム美術館で開
催されていた坂口恭平さんの「新政府展」。

多摩川河川敷で自給自足の暮らしをしている引退したエン
ジニアの“多摩川のロビンソンクルーソー”に手ほどきをう
けて彼も河川敷暮らしにトライしていた。その手記はこち
ら。


東京も奥が深い。写真は彼女のFBから。


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