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ねがうこと、ゆだねること

ロワイヤル・ド・リュクスのドキュメンタリー

2010-06-02 | art
横浜開国博Y150の目玉として
La Princesse (巨大な機械のクモ)が
会期中登場していた。

これはロワイヤル・ド・リュクス設立(1987-)
からのメンバー、フランソワ・ドゥラロジエール
が設立した別の劇団「ラ・マシン」(1999-)が
製作、演出をしたと聞いた覚えがある。

元のロワイヤル・ド・リュクスって
どんなのか気にはなっていたけど、
彼等のパフォーマンスのひとつ
『スルタンの象と少女』を追った
ドキュメンタリーを見た。



スルタンの像にしても少女にしても
20mを超える巨大な存在感があり、
慣れ親しんだ街を表情豊かに練り歩くのだから
相当なインパクトがあるのだけど
それ以上に物語があることがお祭りと違って
表現アートなんだと思う。

少女を例にとれば、不時着した宇宙船が
数日間放置されて親子の興味が最高潮に
達したとき、中から少女が出てくる誕生に
始まる。

かけていたゴーグルをとる仕草、道ばたで
小便をする水の量(像は鼻から大量の
水をまいて、水浸しにしていた!)、
海辺で椅子に座って休憩、と次に
何をするんだろうとい興味が連鎖する。



そして十数年に一度のパーフォーマンスを
街々で繰り広げるから、見るひとたちの
記憶と経験が受け継がれていく。

18歳位の女性が4歳の時にもどって、
少女の目で完成で見たかったと
にこやかながら叫んでいたのは
何を取り戻したかったんだろう。

DVDで56分だからすぐ見れる。

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