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ねがうこと、ゆだねること

目黒・吉田茂首相の公邸

2014-11-26 | 歴史
昨日に引き続き、都庭園美術館のことなんだけど、
第二次大戦後、吉田茂首相の公邸だったことを知る。

今回のリニューアルオープンに関して、贅沢なニュー
スが数号発行されているんだけど、準備号の2号。

俳優の渡辺謙さんが、2012年のNHKドラマ「負け
て、勝つ」で吉田茂首相を演じるなかで、この建物
でロケをしたことを回想してはる。

世界と向き合う、ある意味戦う心根みたいなもの、
エネルギーみたいなものを養うには、これぐらい
のスケールがある場所が必要だったんじゃないか。

1947年[昭和22年]-1954年[昭和29年] 政府が
借り受け、吉田外相・首相公邸として使用される,と
庭園美術館の記録にはある。



御厨貴教授の著作『権力の館を歩く』を紐解くと、

戦後すぐの朝香宮の窮状を見かねた昭和天皇の
示唆もあり、幣原内閣外相時代の吉田が借り上
げを決定し、新憲法下の第二次吉田内閣以来六
年間、「外相官邸」「外相公邸」「首相公邸」
といくつもの名称を持つ吉田の権力の館であり
権力者の館となった。


昭和26年8月

この館はすべてが吉田好みであった。とりわけ
吉田が好んで使った二階の書斎と居室、一階の
次室・小客室・大広間・大客室・大食堂は、す
べてフランス人の内装によるものである。


昭和27年11月 令嬢麻生和子さんと

首相官邸(近年新しくなる)に住めるわけなけ
ないし、興味はないけど、都庭園美術館に住め
るのなら話は別。って誰も住めるわけないがw

写真は『写真集 吉田茂』からで、朝日新聞社の
写真部長をされた吉岡専造さん。